東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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前職ではあまりノーアポの飛び込み営業というのはやってこなかったのですが、基盤ができるまではそういうのもやっていくことになりそうです。
日本では、営業活動は「絞り」が必要だと思って、活動を進めていました。
時間は有限なので、全くなびかない先にむやみやたらも交渉しても無駄ですし、できるなら取引見込みが高い、つまり将来お客さんになってくれる先に注力して訪問した方が効率的です。
しかし、ラオスでは、あまりそれらを選定する情報も、候補に関する情報すらも乏しいので苦労しています。
本音を言えば、取引先については、もう少し期待していたところもありました。
しかし、残された情報がまったくないので、ゼロからのスタートです。
まぁこれが協力隊員の活動といったところでしょうか(笑)
可能な限りの事前準備をして今回はカバーするつもりですが、
私がいなくなった後には、こんな事態にならないようにしたいものです。
今は、本当の飛び込み営業になるのではないか、という気がしてしまっています。
まぁラオスには、個別営業先の候補は日本よりも限られた数になってくると思うので、ターゲットエリアのものは全件回るくらいになるかもしれません。
それと同時に、チャネル化(PMCの活動に協力)してくれる団体・個人の、情報も集めていきたいです。
PMCと商品のごり押しと安売りをする気はありませんが、その魅力を知ってもらわないことにはもったいないので、まずは情報の周知に尽力して幅広く営業活動をしていきたいです。
PMCの商品も使命も面白いものだと思っているので、
それらに共感していただける方、もしくはそういうものに興味を持ってくれそうな方を知っている方がいましたら、ご連絡ください。
ウドムサイのハンディクラフトについての情報など、商品提供以外でもお役に立てることはあるかと思います。
どうぞよろしくお願いします。
いろいろあって、棚上げしていたPMC(職場)の広告用ポスター案がようやく完成しました。
伝えたい情報を絞るというのも、簡単なようでいて難しいですね。
日本で言えば、長井産業さんの分野ですか。
個人的にはもっと短くしたかったですが、
どうしても譲れないものがあるとのことで、このデザインで落ち着きました。
また、このポスター制作を通してターゲッティングについても考えてみました。
誰が見るのか、どんな人に見てもらいたいのか、その人はどんな情報を求めているのか、どういう行動をとってもらいたいのか、そういった具体像を、何度も考えるようにしました。
その成果として、それを活かす形でスタッフと協力してある工夫ができました。
気づける人は少ないと思いますが、ターゲットを意識したからこそできる工夫です。
ラオス語を理解orラオスに来てみないと気付けないと思うので、みなさん是非!!
イメージを伝えることに留めているものもありますが、
ディスプレイの改善も一通り行き届きました。
しかし、せっかく行ったレイアウト・ディスプレイの改善もお客が来ないと意味がありません。
そこで、これからはいよいよ営業活動にも注力していきます。
これまで、営業のためのツールもほぼ何もありませんでした。
ですので、素材説明を作ったり、Facebookをつくったり、とちょっとずつ準備してきましたが、まだまだパーツのひとつに過ぎません。
もうちょっと、営業活動に役立つツールを作りたいと思っています。
そのため、これからはちょっと営業・マーケティング系のネタにブログがシフトしていくかもしれません。
自分だけのものにしておきたい営業スキルは、秘密にすると思いますが(笑)
ディスプレイの改善活動は終わってはいませんが、だいぶ目処が立ってきました。
配属先スタッフは、ディスプレイの手法にまで私がレポートを書いてきて、少しびっくりしたそうです。
というのも、今までの配属先にとって、
「良いディスプレイ=きれいなディスプレイ」であって、
何か背景に考えがあるわけではなく、ましてマーケティングの意味など求めていなかったようです。
今までの特徴としては、
・正面の入口から写真で切り抜けば、確かにそこそこの見栄えがする。
・部分的にはきれいな見た目になっている。
・そして、それで満足している。
…という印象です。
しかし、私が思うに、
見た目にきれいなディスプレイが、良いディスプレイではありません。
良いディスプレイとは、お客さんが商品を手に取りたくなり、買いたくなるようなディスプレイです。
つまり、売上に貢献するものが、良いディスプレイと言えるでしょう。
以前、紹介したAIDAモデルのステップに従って、商品を購入させてこそ、ディスプレイは意味があるのです。
きれいにしたという自己の美意識を満たして満足していては不十分です。
ここでも、顧客中心に考え、何のためのディスプレイかを常に考えていかなければならないでしょう。
今までは、たぶんそこまで考えたことも、考えるきっかけもなかったのだと思います。
私が伝えることも、以前ディスプレイについて書いた記事と比較して、段階を踏んでステップアップしてきていることが分かります。
ディスプレイは美術ではなく、経営技術のひとつです。
今の配属先にはそれが理解できると思うので、
少しずつ、またいろいろなことを伝えていきたいです。
前回の投稿記事の内容にも関わる話になるのですが、
日本の取引先から好まれる商品は、ラオスの伝統的な柄ではなく、それを除したシンプルなデザインのものだったりします。
シンプルなデザインが好まれるのは、買う人を選ばない汎用性の高さが理由のようです。
逆に、伝統的な柄が敬遠される理由としては、主に以下の2点が聞こえてきます。
① 個性が強すぎてしまって、扱い(コーディネート)が難しい。
② お客さんがその商品を一度は買ってくれても、それで満足してしまってリピート買いが少ない。
幅広い人を対象とするマーケティングの観点からは、分かる気がします。
しかし、私個人としては、ラオスの伝統柄は好きですし、そのデザイン性、受け継がれてきた技術や信仰など、その背景には惹かれるものがあります。
それらを守るためには、この伝統的な柄の製品も売りたいという想いがあります。これは、前回の記事で指摘した技術系の創業者が陥りやすいワナに自分もはまってしまっているのかもしれませんが(笑)
ただ、ビジネスの観点から言っても、それらのものの方が利益率を高く設定できるので、あながち間違った戦略にもならないと思っています。(現状、その価格戦略はやっていません。)
実際に、伝統的な柄の製品を買ってくれたお客さんの話を聞いてみると、その動機は大きく2つに分かれます。
それは、
① ラオスらしいものが欲しかった。
② 普段手に入らない珍しいものが欲しかった。
というものです。①と②は、ニュアンスは似ているようで、動機の本質は異なります。
これを基にして、具体的なアクションの一例を、現在まとめています。
個別具体的過ぎるのでブログに記載するのは控えておきますが、その基礎となるのは上の整理です。
これを意識したターゲッティング、戦略を行うことで、伝統的な柄の製品の販売も促進できることを期待しています。
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今週は、レイアウトの変更にようやく目処が立ったので、