東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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しばらくブログを書いていませんでしたが、7月2日(水)~7月12日(土)の日程で首都に行っていました。そして、昨日無事に任地に戻ってくることができました。
任地には取引先となる小売店がないので、
首都での滞在は、貴重なお客さんとの接触の機会となりました。
赴任してから首都に来るのは、今回で2度目。
前回は1月末に来ましたが、
その時はまだ準備ができておらず、全く活動できませんでした。
それに比べて、今回はうまく時間を使いながら効果的に活動ができました。
前回との違いは、
「ツールの用意」と「事前準備」。
自分の活動は、ほとんど何も残されていないところから始まったのですが、今回の訪問までに下準備を完了させられたのが大きかったです。
ツールについて具体的に何を準備したのかは、次の機会に書きますが、お客さんに会って、PMCのことを伝えられるようなものを準備しておきました。
…むしろ今までは、どうやって営業していたかは謎です(苦笑)
お客さんの貴重な時間を使って、お客さんに労をかけるようなことがないように意識しています。
また、事前準備については、当たり前のことですが、インターネットを中心に得られる情報は集めておきました。
会った時に何も知らないのでは、お客さんからしたら「本当に自分たちと接触を望んでいるのか?」という印象になってしまいます。逆に、相手の期待以上に情報を持っていると、好印象になることが多いです。
そもそも、どこが取引先かも分からないまま活動が始まったのですが、配属先スタッフや多方面の方とのやり取りの中で、少しずつ情報を集められました。自分は今回の訪問を含め、しっかりと情報を蓄積させ、配属先や後任に引き継いでいきたいです。
ざっくり言うと、以上のような準備でいろいろな人と会うことができ、いろいろな話を教えてもらうことができました。
既存商品へのリアクト(売れ筋傾向)、製品開発への要望、組織体制への意見・要望等、やはりお客さんから直接教えてもらわないと分からないことが多くありました。
これまでもなるべく客観的な視点でも配属先を見ようとしてきましたが、なんだかんだで見えていなかった部分に多く気づかされました。
多くの人の協力があった今回の訪問。
今のところわりと手ごたえを感じていますが、手ごたえを「成果」に結びつけられように配属先の活動に還元していきたいです。
しかし、任地に戻ると同時に、ラオ人の友達の家でシンダート(焼肉)とビール。
最近、いろいろなことが動いてきました。
もちろん自分が動き出したからというのもありますが、それだけではない気がします。特に何もないところから始まった活動ですが、今はさまざまな人との縁で動いています。
ブログには書きませんでしたが、
webサイトの取材や、JICA関連の雑誌の取材、新しいビジネス・プロジェクトパートナーの紹介など、多くの方のご厚意を受け、活動の幅が広がりそうです。
7月には2週間ほど任地を離れることになってしまいますが、
皆様のご厚意を無駄にしないためにも、任地にいなくてもできることはしっかりとやっていきたいです。
何もしなくても一日一日は過ぎていきます。
しかし、確実に自分の残りの任期は一日一日少なくなっていきます。
最近、上司より特命を賜りました。
その内容としては、
30代のミドルスタッフの人材指導をしてほしい、というもの。
この上司は、評価した人間にしか仕事を任せないきらいのある人なので、
これまでの仕事で評価と信頼を勝ち得たと、勝手にプラスに解釈しています。
これは、単純にうれしいですね。
しかし、いざ人材マネジメントに取りかかろうとした時に障壁となるのが、ラオスでの「ボランティア」という存在。
ラオス語でも「ボランティア」という言葉はあるのですが、普段私たちが使う意味とは完全に同義ではありません。
ラオスでは、見習いで仕事に就く若いスタッフのことを「ボランティア」と言います。
ですので、「ボランティア」と言うと、未熟な人材、仕事見習い、というイメージが付いて回ります。
そのため、私の指導対象となったミドルスタッフからすると、
「ボランティア」、しかも自分より年下の人間には、優位性を保とうとする意識が当然に生まれるわけです。
しかも、プライドは高いので、おそらくその傾向はなおさら強いと思います。
なかなか厄介です。
しかし、よくよく考えると、別に日本でも日々同じような経験はしてきたことを思い出し、少し気がラクになりました。
要は、自分の発言に説得力と合理性を纏わせることができるかだと思います。
あえて上から目線になる必要もないと思いますが、
実際未熟ながらも(笑)、まずは自分の今までの知識と経験を信じ、この任務に当たっていきたいです。
今まで外に出ることは少なくしていたので、あまり必要としていなかったのですが、ようやく自分の名刺を作ってみました。
(まだ、デザインだけで刷っていませんが。)
既存デザインのものでも良かったのですが、名刺が欲しいと上司に言ったら、
せっかくだから新しいの作っちゃってよ、と話を振られました。
自分だけかもしれませんが、
新しい名刺ってなんかワクワクします。
このワクワクをそのままに、今後の活動では名刺を多く渡せる場面を作っていきたいです。
もちろん、名刺を渡すだけで終わってはダメですが。
そして、今まで名刺を持っていなかった若いスタッフにも名刺を作ってあげたら、喜んでくれました。
ほんのわずかなものかもしれませんが、仕事に対するモチベーションになり、行動に変わってくれればうれしく思います。
現在、PMCと取引をしていただいているお客様の情報をまとめています。
(と言っても、手元に情報が残っていないので、ほんの数人の方だけですが。)
内容としては、基本情報とこれまでの接触記録。
目的は、お客様への有益な情報の提案です。
これによって可能なことは、主に以下の3点かと。
1.既存顧客への商品提案
(新製品の案内、季節需要等の見越し)
2.過去取引がありながらも、直近取引がない顧客へのアプローチ
(商品提案、原因把握)
3.新規開拓中顧客のアプローチ記録
(いつ、どのような交渉をし、どんな需要があって、どんな対応だったか等を残しておくと、次回交渉の参考になります)
継続的に取引をしてもらっているところはまだ大丈夫ですが、一度取引をしてくれただけのところにはアプローチできない現状があります。また、交渉記録を残さないと、再アプローチが非効率かつ、相手に失礼になってしまいます。
こういうのがあると引継ぎもラクになりますからね。
逆にいうと、私は…、すごく苦労しています。
本当はAccessとかを使うと良いのかもしれませんが、PCにインストールされていないので他の手段で記録を残そうかと思います。あまりイメージがわかないので、最悪、wordによる文章になってしまうかもしれませんが。。
ゼロからの営業活動となってしまい、苦労は予想されますが、
まずはこういう当たり前のことを少しずつやっていこうと思います。
新規開拓だけが、売上げ増加の手段ではありません。
何より、長期的なお客様との関係構築のために、基本的なことを大切にしていきたいです。