東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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いろんな協力隊員やこの2年間に経験した諸々を自分の主観で見て、
協力隊員に求められていることは、大きく以下の3点だと考えています。
1. 2年間活動を全うし、無事に帰国すること
2. 活動先の人々と仲良くなってくること
3. 日本での経験を活かし、成果を残すこと
ちなみに優先順位は、そのまま上の降順です。
本当に主観ですが、
「1」が60%、「2」が35%、「3」が5%くらいの割合かなと思っています。
「1」については、協力隊の単なる前提条件のように感じる方もいらっしゃるかと思いますが、
本人の意志に関係なく帰国しなければならない人も見てきたので、最も大事なものだと思います。また、何か事情があって期間を満了できず帰国する隊員が続いたら、協力隊事業そのものの存続が危ぶまれますからね。
そのためには、身体はもちろんのこと精神の調整、活動へのモチベーション、義務感、心の在り方など、さまざまなものが必要だと思います。
私はラオスという国や自分の周りの環境に恵まれていたので、体調管理以外はあまり意識してこなかったですが、途上国で仕事・生活をするというのはなかなか大変なことのようです。
「2」と「3」については、個人によってかなり考え方は違うと思いますが、
私が協力隊でより求められているのは、仕事の成果よりも、現地の人たちといかに仲良くなって帰ってくるかだと考えています。
仕事の成果を上げることよりも、むしろ隊員自身が途上国で働く経験を得させてもらう場だと私はとらえています。
もちろん、私も「3」はかなり意識して活動をしてきていますが、それは自分自身の経験のためにやっています。当人ほど、外部は期待していなかったりするのではないかと思っています。
というわけで、私は、任地での生活を楽しく過ごして2年間の活動を全うできたら、それだけで協力隊事業にとって意義深いものだと思っています。
そして、その中で経験を得て、その後の自分のキャリアに活かしていくことが大事なのだと思います。
「2」はできていると思っていますし、「1」もあと少しで達成。
欲張りに「3」も目指していてきましたが、
とにかく残りわずかの任期、怪我なく健康で、楽しく過ごしたいものです。
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