東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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今後のマーケティングの方向性について、ざっくりと考えたことを書きます。
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今の、現地ハンディクラフトを販売するお店で働いていて感じるのは、「高い技術力でつくられた製品が、必ずしも売れる商品ではない」ということです。
ですので、今までの配属先のおすすめ商品(売れると信じている商品)と、売れ行き商品の多くは合致していない印象です。
これと同じような現象は、日本でも見たことがあります。
自分が働いていた頃の例で言うと、
技術系の人に多いのですが、「すごい新技術ができたから、創業したいor事業拡大したい」という声を何度か聞いたことがあります。
しかし、技術の革新さと市場を席巻することとは別問題です。
(もちろん、その技術が評価すべきものである可能性も当然にありますが。)
市場を席巻するために必要なのは、市場のニーズに適うものであるということです。
その使い道、使う人、使いたいと思う人がいなければ、技術そのものだけでは意味を成しません。
そして、その世界にどっぷり浸かってしまっていると、そこでの専門的な技術ばかりに目が行ってしまい、そのことを忘れてしまいがちです。
今のお店の高い技術力でつくられた製品も、同様に、市場ニーズを満たさないと売れる商品にはなりません。
「顧客目線」とはよく言われますが、
「顧客ニーズを満たす=売れる」ということであって、技術が高いだけでは顧客ニーズを満たさないこともあるのです。
ただ、もちろん、技術の高さは、優位性を築く大切な要因のひとつになるものです。
ですので、それを活かした(ニーズを満たすような)商品開発&マーケティング戦略を考えていきたいです。
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