東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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先日、ウドムサイの知人のお店で
キープ(ラオスの通貨)のお札の偽札があったということで見せてもらいました。
各画像の上部が偽札です。
本物との違いは、
・大きさがやや小さい
・印刷が薄い
・紙の質が悪い
といったところでしょうか。
他にもいろいろ判断するポイントはあると思うのですが、
キープ札についてはあまり詳しくないので、以上のような所が、私のような素人にも判断できるポイントです。
上を踏まえれば、偽札自体のクオリティはきっとあまり高くないのだと思います。
しかし、ラオスで一般に流通しているお札は、古くて、くしゃくしゃになった状態のものも多いです。
そうすると、あからさまに間違いに気がつきそうな①の状態のものも、なかなか偽札だと気づきにくいかもしれません。
また、②、③というあからさまなthe 偽札も、
夜の屋台やレストランでまとめてお札をもらった際には、いちいちチェックしない可能性も高くあります。
危機意識は常に持っていないといけませんね。
身の回りでもこういう犯罪があるのだと知り、身を引き締めなければならないと改めて感じています。
週末、土日だけの1泊2日の日程で、
世界遺産の街ルアンパバーンに行ってきました。
バスで片道6時間くらいかかるので、街での滞在時間は1日もなかったですが、帰国前に会いたかった人には会えたので目的は達成できました。
しかし、その短い滞在の中で、やらかしてしまいました。
宿泊先のゲストハウスからナイトマーケットに向かう走行中のトゥクトゥクから、どうやらスマホを落としてしまっていたらしいです。
落とした瞬間は全く気付かず。
しかし、トゥクトゥクを降りる時にないことに気づきました。
そして残念ながらいくら思い出してみても、トゥクトゥクに乗る時には確実に持っていた記憶はありました。
ということは、走行中のトゥクトゥクから道路にスマホを落としてしまったに違いありません。
今まで、けっこう気をつけていたのでラオス生活で失くした大切なものはなかったのですが、
旅行で気が緩んでいたのでしょうか。
ついでに、ズボンのポケットも緩んでしまっていたのでしょうか。
自分の不注意に反省しなければなりません。
その時の現況を整理してみると、
・スマホを落として紛失。
・落とした場所が分からない。
・誰かが拾ってくれても、スマホは日本語モードで読めない。
・さらに、ラオスの通信会社のSIMが使えないスマホなので電話もできない。
これ、完全にスマホが返ってこないパターンのやつだ・・・。
自分のせいとは言え、ちょっとショック。
プーシーに登る足取りも重く、
そこから眺める世界遺産の街並みもどこかどんより。
気分を紛らわすためにショッピングでもするかと、ナイトマーケットを散策。
しかし、その際中、ウドムサイの知人からまさかの連絡あり。
「ルアンパバーンで携帯失くしたでしょう(ニヤニヤ)。
あなたの携帯を拾ってくれたっていう人から、連絡があったんだけど。」と。
完全に諦めていたので、もうビックリ。
なんでその知人から連絡があったのかも、
電話を受けた当初は不明でした。
聞いた話によると、
1.道路に落ちているスマホを親切なラオス人が発見。
2.持ち主の情報を得ようとするも、スマホは日本語モードでよく分からない。
3.持ち主の知り合いに連絡を取ろうと、電話帳やFacebookのアプリを起動させようとするもSIMが使えないので接続できず。
4.スマホのカメラで撮影されていた画像を見てみたら、共通して写っている写真から落とし主(私)の顔が判明。
5.その画像の中で、共通の知人と写っていた写真があり、その人に連絡をしてみる。
6.その共通の知人が事情を把握し、間に入ってくれて、私に電話をくれた。
という流れでした。
本当にありがたい。
そして、その知人は、ルアンパバーンに住んでいる別の友達に頼んで、私の代わりにバイクでスマホを受け取って、私に届けてくれるように手配までしてくれました。
そのおかげで、スマホが無事に手元に戻ってきました。
LPBで降り続いていた雨もどこか心地よく感じました。
スマホを拾ってくれた方、
間に入って調整してくれた方、
わざわざバイクで受け取り届けてくれた方。
多くの方の手を煩わしてしまいましたが、
親切なラオスの方々に感謝を忘れないようにしたいです。
そして、私自身はもっと危機管理意識を高く持たないとなりませんね。
私も困っている人の手助けのためには、
フットワーク軽く動ける人間になりたいです。
帰国まであとおよそ2カ月。
任地を離れるのはあと58日。
営業日で言えばあと41日。
もう任地を離れなければならないんだなぁと思う瞬間がいくつかあります。
それを勝手に紹介します。
1.活動先PMCに私の引継ぎのためのスタッフが入ってきた。
2.そのスタッフへの引継ぎ計画を作っていて、残り日数の少なさに驚く。
3.首都ビエンチャンに1週間ほど出張に行っていたら、配属先産業商業局スタッフに、もう帰国したものだと思われていた。
4.雨で家に引きこもって外食を控えていたら、よく行くレストランや屋台のお母さんに、もう帰国したものだと思われていた。
5.今まで全然誘ってこなかった大家さんに、やたら夕食に誘われる。
そして食事中、次の入居者へのアピールがずっと続く。
6.前職の上司・先輩・友人から、「もうすぐ帰国だね」とメールをもらう。
7.いろいろな村の生産者グループのお母さんに、「あと2カ月で帰っちゃうんだね。また来てね。」と言われ、切なくなる。
こうして見ると、本当にいろんな人にお世話になって現在の自分がいるんだな、と気づかされます。
今の場所もすごく居心地はいいですが、
次のステージで働きたいという想いも強くあるので、あと2カ月でここを去らなければなりません。
業務に対するやり残し感は正直ありませんが
何気ない瞬間に、なんだかいろいろ切なくなりかけているラオス生活です。
ただ、残り2カ月も充実させて、日本に帰国したいと思います。
PMCのスタッフは、やるべきことを上書きしていくのが苦手な印象です。
つまり、ひとつのことをやるようにお願いした後に、
それが終わらないうちに別のことをお願いすると、
最初にお願いしていたことが途中で終わっていつの間にか忘れ去られてしまうことが多いです。
特に、それがひとつふたつのうちはまだいいのですが、
3つくらいのto doが重なってしまうと、何をやるべきか分からなくなってしまいます。
ただし、ここ2年間の観察の結果、
複数のタスクがあったとしても、
「これが終わったら次はこっちをやってね」、というように優先順位をつけた仕事は割とこなしているように感じます。
そこから考えられるのは、
複数のタスクをこなすのが苦手というよりも、
増えたタスクを頭の中で、ひとつのto doリストに整理・まとめることができていないのだと思います。
私も頭の中でそれらを整理しきれなくなる時が多いのですが、
私は紙に書き出すことによってto doを整理しています。
おそらく人の記憶力というのは、押しなべて個人によってそこまで大差はないと思います。
ですので、to doが整理さえされていれば、
上書きされていくタスクにきちんと対応できると考えています。
現在の仕事への対応で言えば、
あるスタッフに別の何かをお願いして仕事を追加で増やしていかなければならない時には、
その新しい仕事を伝えるだけでは十分ではありません。
その時点でストックとして何のタスクがあるのかを整理し直す必要があるでしょう。
つまり、追加したタスクを相手に上書きで覚えていくように一方的にお願いしていくのではなく、
現状でこれを累積でお願いしているという、新たなto doリストを作成するようなことが必要だと考えています。
少し面倒になりますが、
こちらの整理にもなりますし、相手との再確認もできますので必要な行為だと思っています。
これは日々のto doの整理だけでなく、お客様のオーダーの管理でも有効です。
特に、リードタイムが長いので、その間に新たに同じお客様からオーダーをもらうこともよくあります。
そうした時に、確認の意味で現状の累積のオーダーをまとめると、
お客様も安心できると思いますし、こちらのオーダー担当のスタッフも抜かりなく仕事を進められやすくなります。
なかなか本人に自分からそういう風にやってくれと伝えるのは難しいですが、大事なことだと思いますので、なんとか習慣化できたらいいな、と勝手に思っています。
少なくとも、自分が仕事を振る時はそうやると、
ミス・失念のリスクを大きく減らせる方法だと感じています。
ラオスでバイクに乗っていてよく起きるトラブルが、タイヤのパンク。
私はこの2週間で、前輪タイヤが3回ほどパンクしました。
そんな自分が、ラオス人から教えてもらったパンクを予防するための意識が2つあります。
① 可能な限り、道路の凸凹(穴の開いたところ)を回避する運転をし、バイクへのダメージを避ける。
② タイヤのチューブは、中国製ではなく、タイ製のものを使う。
①については、当然そうだと思うので、説明は割愛します。
②についてですが、ウドムサイでは、
タイヤチューブはタイ製のものと、中国製のものが手に入ります。
しかし、どうやら中国製のものはかなりパンクしやすいとのことです。
(ただ単にチューブの品質に対するウドムサイの人の一般的な意見です)
私も今回チューブを交換して、3日でパンクしたのは中国製。
(乗ったのは2日目。)
しかも、何かを踏み抜いたとかではなく振動もあまりなく普通に運転していただけなのですが、空気を入れる金具との接続面がちぎれてしまっていました。
山の中でパンクすると悲惨な状況が想定されるので、
事前の準備、点検はしっかりやって、バイクによる活動を効果的なものにしていきたいです。