東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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2年間の協力隊の任期もあとわずか。
任地は明日離れ、首都ビエンチャンに1週間ほど滞在することになります。
明日の午前に、正式に配属先の局長に挨拶をし、配属先を後にします。
立つ鳥跡を濁さず、というわけで、
今日は自分のデスク周りの片づけを行いました。
テーマは、「来た時よりも美しく」。
しかし、来た時の様子がこれ。
ごみが詰められていた思い出が今では懐かしいです。
(嫌がらせではないことを信じています。)
テーマは容易に10分ほどで達成されました。
しかし、掃除をして物が何もなくなってくると、
いよいよ帰国だな、という感が強くなってきますね。
しみじみ。
>私の後任JOCVの方へ
この机を使うことになって、ごみが詰められていても、
私の残していったごみではありませんので!!!
・・・という言い訳。
でも、そんな事態になっていたら、
5Sの大切さも伝えてきたつもりの自分としてはショックです(笑)
仕事も荷造りも一通り方をつけ、任地を離れる日まで残り1週間となった現在は、
生産者グループのお母さんたちへのあいさつ回りを中心に動いています。
今日はラー郡へ訪問。
(中心部は、配属先からバイクで40~50分ほどの距離)
今まで全然知らなかったのですが、
訪問先の村の近くに滝があるということで、時間もあることですし、
生産者のお母さんへの訪問がてら、向かってみることにしました。
この滝を目指します!!
(写真はツーリスト・インフォメーションセンターにて撮影)
土の道を進んでいきます。
田園風景が広がります。
村から本当に近かった。
・・・結果、滝は見つかりませんでした。
一本道ですし、見かけた看板から4km以上は確実に走ったのですが。。。
現地の人ともすれ違うことがなかったので、尋ねることもできず。。。
私はこういう時、深追いはしない方なので、
来た道を戻り、さっくりと帰ってきました。
滝を見られなかったのは残念ですが、
ウドムサイの景色、好きです。
お母さんにもちゃんと挨拶できたし、良しとします!!
いよいよあと3週間ほどで帰国。
というわけで、日本に向けていろいろお土産を買いこんでいます。
ところで、ラオスに来た旅行者からよく聞くのが、
お土産にいいものがなくて困る、ということ。
たしかに、ラオスには定番のお菓子などが充実しているわけではなく、一見するとお土産に困ってしまいがちです。
しかし、私の任地ウドムサイでは、
ばらまき用のお菓子はないですが、お土産にもふさわしいハンディクラフトがいろいろあります。
今日は、私も買ったそんなお土産を紹介します。
<コットン製品>
ウドムサイのコットンはやわらかく肌触りがいいと評判で、ラオス・カンボジア・タイなどを探し歩いた業者さんから取引があるほどです。
ウドムサイ産の綿花を手で摘み取り、
手紡ぎ×天然染色×手織りで仕上げたコットン製品は、
オーガニックな商品に目が肥えている日本のお客さんからも人気があります。
〇ハンカチ...50枚ほど大量買いをしてしまいました。
〇おくるみ...肌触りのいいコットンは、繊細な肌のベビー用品にも向いていると思います。
〇ブランケット...160cm×200cmの大きなサイズ。
大人が包まれて寝るのにも、優しい肌触りのブランケットは最適です。
〇ランチョンマット...本当はハンカチとして作っているらしいですが、
私はランチョンマットとして購入。
ペアで購入すれば、プレゼントにもしやすいかと思います。
<葛製品>
私の配属先のPMCが取扱っている葛の繊維を使った製品。
自然素材で作られた素朴なバッグは、コーディネートしやすく、アクセサリーなどでワンポイントを作ってあげてもかわいいと思います。
そして、荷造りをしていて思いましたが、場所も取らず軽いので、お土産にはちょうどいいです。
〇ポーチ...使い道はその人次第。
文房具を入れても、化粧品を入れてもOKです。
〇バッグ(小)...私はバッグとしてではなく、壁にかけて、ちょっとしたものを収納できるインテリア的なものとしてプレゼントしようかと思っています。
葛の素朴でかわいい印象を部屋のコーディネートに活かしてほしいです。
<番外編① 生産者グループの人たちからもらったもの>
自分で買ったものではないですが、
主に生産者のお母さんたちにもらったものも一緒にご紹介します。
〇スカーフ...コットンの肌触りが気持ちいいスカーフ。
〇バッグ...いっぱいもらってしまって、機会に合わせて選ぶ楽しみができました。
<番外編② 配属先からもらったもの>
配属先とそのマネージャーから個人的にもらったものを紹介します。
〇葛のバッグ...すでに多く持っていますが、配属先のメイン商品は必須アイテムです。
〇科布のティッシュボックス...「欲しい」と以前にボソッと言ったことを覚えてくれていて、新たに作って贈ってくれました。
〇藍染の生地...これでシャツとか作って使ってね、と生地のままいただきました。
〇藍染のスカーフ...伝統の藍染が素敵なスカーフ。初夏くらいにちょうど良さそうな色と生地の感じ。
<番外編③ 自分用に買ったもの>
自分用のお土産に買ったものを紹介します。
もうなかなか戻って来られないので、思い出になるようなもの、日本ではなかなか手に入らないものを選んでいます。
〇コースター...葛布と科布でつくられたコースターは自然の味わいがあってかわいかったので、いくつか購入しました。
〇テーブルクロス...テーブルに敷くだけでなく、鏡台に掛けたりしてインテリアにしてもいいという声を聞き、私も買ってみました。
〇織布...使い道は決まっていないですが、仲の良かった村のタイルー族の織りのデザインが気に入り購入しました。
〇カム族の伝統衣装...使う機会はそうないと思いますが、カム族は思い入れの強い民族なので買ってしまいました。
私は買ったのは1着のみです。
日本に帰るのも楽しみですが、任地を離れるのはちょっと寂しいですね。
前回に通じるものがありますが、
相手に伝えたいものは根気強く何度でも相手に伝えていかなければなりません。
「一度行ったことは覚えてくれよ」
「何度同じことを言わせれば気が済むんだ」
・・・等ということは、考えてはいけないと思います。
少なくとも、口に出してはいけません。
受験勉強の現代国語で「大事なことは2度繰り返して語られる」の法則のように、
伝えたいことが本当に大事だと思うなら、
相手の心に落ちるまで何度も言う必要があると思います。
上のような言葉で簡単に諦めてしまっては、
その人に何も伝えることができないままに終わってしまいます。
本当に伝えたいことならば、相手に伝わるまで、
何度でも繰り返さなければなりません。
時には、言い回しやシチュエーションを変えてみて、
同じことをひたすら伝え続ける覚悟がこちらにも必要なのだと思います。
一度言ってみてダメなら2度3度。
そして99回言ってみてもダメなら、100回言ってみるくらいの覚悟が必要なのかもしれません。
そして、そういう繰り返し(習慣)が、組織へその核を浸透させることにつながるのかもしれません。
この根気がなかなか難しいんですけどね。。。
「こんなこと、こっちの態度を察してやってくれ」
と、業務中についつい思ってしまったことはあります。
しかし、今振り返ってみると、
それは私自身が当然にできること、当然に思うことだから「こんなこと」と思うのであって、相手からしたら全く想定しえないものである可能性もあります。
なので、イライラした態度を相手に見せても、何の解決にもなりません。
(相手も察している可能性はありますけども)
つまり、
人間、エスパーじゃないので、言いたいことは言わないと伝わりません。
察してくれというのは、傲慢なのではないかと自省するところであります。
特に前職の後輩指導では(苦笑)
というわけで、これも、特にラオスだからというわけではないと思います。
日本でも、分からない人はまったく分かりません。
むしろ、そういった雰囲気で察することのできるような人は最初からやっていると思います。
実際には、そんなことをやらなければならないという思考がないので、できないでいることの方が多いのだと思います。
さらに外国では、日本とはノンバーバルなコミュニケーションが違うことが多いので、
余計にコミュニケーションに苦労することになるのでしょう。
そんな時に、イライラしてみても逆効果で、
相手からしたら余計にコミュニケーションの取りにくい状況になっていると思います。
そういうことを防ぐためには、
伝えたいことは、言葉にして言わなければならないでしょう。
むしろ、言うべきことは言う、というのがより適切な表現かもしれません。
もちろん言葉は選ぶ必要がありますが、
気持ちや考えは、相手に伝えなければなりません。
そして、自分にとっては当たり前になっていて、
敢えて言うべきことのないように感じる、とるに足りないものごとでさえも、
相手が出来ていなければ根気強く言わなければならないでしょう。
たとえ、どんなことであっても、
相手に何も言わずにイライラし続ける時間を作るのならば、
伝えたいことを伝えていく方が前向きだと思います。
そして、それが自分の責任・仕事だと思って、実践していかなければなりません。