東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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イメージを伝えることに留めているものもありますが、
ディスプレイの改善も一通り行き届きました。
しかし、せっかく行ったレイアウト・ディスプレイの改善もお客が来ないと意味がありません。
そこで、これからはいよいよ営業活動にも注力していきます。
これまで、営業のためのツールもほぼ何もありませんでした。
ですので、素材説明を作ったり、Facebookをつくったり、とちょっとずつ準備してきましたが、まだまだパーツのひとつに過ぎません。
もうちょっと、営業活動に役立つツールを作りたいと思っています。
そのため、これからはちょっと営業・マーケティング系のネタにブログがシフトしていくかもしれません。
自分だけのものにしておきたい営業スキルは、秘密にすると思いますが(笑)
気分転換に写真の整理中。
というわけで、淡々とラオスの食べ物の写真をアップしていきます。
説明は苦手なので、察するか、実際に食べに来てください(笑)
※今後食べた料理の写真も、随時(不定期に)この記事に更新していく予定です。
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・カオニャオ
まずは、ラオスの主食。カオニャオはもち米を蒸したやつで、ラオスでは白米じゃなくてこれが主食。ティップカオと呼ばれる写真のようなおひつで出てくる。
ちなみに、普通の白米はカオチャオと言う。
・ラープ
肉を細かく刻んで、いろいろなものと炒めた料理。肉は、豚や鶏、牛、魚などのバージョンがある。
・ピンカイ
・ピンパー
魚に塩を振って、焼いたもの。基本とれたての魚のためおいしい。
・ピンカイ
卵が焼かれている。ゆで卵のようなものを想像していると、茶碗蒸しのような感じに中身が混ぜられている。
・ケーン・ノーマイ
・カオピアック
鶏がらスープに、米粉の麺。任地オリジナルのものもあり、それがおいしい。
・カオピアック・カオ
・カオソーイ
・カオソーイ・ヘン
・フー
ベトナムで言うフォー。薄めの味で出てくるので、テーブルの上の調味料で自分好みに味をカスタマイズさせる。理想の味を出せたときには、達成感を得られる。
・カオプン
・パッタイ
・クワ・ワイワイ
麺を野菜などと一緒に手早く炒めたもの。焼きそばみたいな存在。
・カオパッド
・カオラードナー
・カオカームー
・カオチー・パテー
・ルアッド
・B.B.Q
ラオスでB.B.Qと言われると、こういうスタイルが多い。
・シンダート
・虫
お酒のおつまみに。揚げたことにより中身がどこかにいってしまい、サクサク感がたまらない。
・ヒマワリの種
ディスプレイの改善活動は終わってはいませんが、だいぶ目処が立ってきました。
配属先スタッフは、ディスプレイの手法にまで私がレポートを書いてきて、少しびっくりしたそうです。
というのも、今までの配属先にとって、
「良いディスプレイ=きれいなディスプレイ」であって、
何か背景に考えがあるわけではなく、ましてマーケティングの意味など求めていなかったようです。
今までの特徴としては、
・正面の入口から写真で切り抜けば、確かにそこそこの見栄えがする。
・部分的にはきれいな見た目になっている。
・そして、それで満足している。
…という印象です。
しかし、私が思うに、
見た目にきれいなディスプレイが、良いディスプレイではありません。
良いディスプレイとは、お客さんが商品を手に取りたくなり、買いたくなるようなディスプレイです。
つまり、売上に貢献するものが、良いディスプレイと言えるでしょう。
以前、紹介したAIDAモデルのステップに従って、商品を購入させてこそ、ディスプレイは意味があるのです。
きれいにしたという自己の美意識を満たして満足していては不十分です。
ここでも、顧客中心に考え、何のためのディスプレイかを常に考えていかなければならないでしょう。
今までは、たぶんそこまで考えたことも、考えるきっかけもなかったのだと思います。
私が伝えることも、以前ディスプレイについて書いた記事と比較して、段階を踏んでステップアップしてきていることが分かります。
ディスプレイは美術ではなく、経営技術のひとつです。
今の配属先にはそれが理解できると思うので、
少しずつ、またいろいろなことを伝えていきたいです。
前回の投稿記事の内容にも関わる話になるのですが、
日本の取引先から好まれる商品は、ラオスの伝統的な柄ではなく、それを除したシンプルなデザインのものだったりします。
シンプルなデザインが好まれるのは、買う人を選ばない汎用性の高さが理由のようです。
逆に、伝統的な柄が敬遠される理由としては、主に以下の2点が聞こえてきます。
① 個性が強すぎてしまって、扱い(コーディネート)が難しい。
② お客さんがその商品を一度は買ってくれても、それで満足してしまってリピート買いが少ない。
幅広い人を対象とするマーケティングの観点からは、分かる気がします。
しかし、私個人としては、ラオスの伝統柄は好きですし、そのデザイン性、受け継がれてきた技術や信仰など、その背景には惹かれるものがあります。
それらを守るためには、この伝統的な柄の製品も売りたいという想いがあります。これは、前回の記事で指摘した技術系の創業者が陥りやすいワナに自分もはまってしまっているのかもしれませんが(笑)
ただ、ビジネスの観点から言っても、それらのものの方が利益率を高く設定できるので、あながち間違った戦略にもならないと思っています。(現状、その価格戦略はやっていません。)
実際に、伝統的な柄の製品を買ってくれたお客さんの話を聞いてみると、その動機は大きく2つに分かれます。
それは、
① ラオスらしいものが欲しかった。
② 普段手に入らない珍しいものが欲しかった。
というものです。①と②は、ニュアンスは似ているようで、動機の本質は異なります。
これを基にして、具体的なアクションの一例を、現在まとめています。
個別具体的過ぎるのでブログに記載するのは控えておきますが、その基礎となるのは上の整理です。
これを意識したターゲッティング、戦略を行うことで、伝統的な柄の製品の販売も促進できることを期待しています。
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今週は、レイアウトの変更にようやく目処が立ったので、
今後のマーケティングの方向性について、ざっくりと考えたことを書きます。
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今の、現地ハンディクラフトを販売するお店で働いていて感じるのは、「高い技術力でつくられた製品が、必ずしも売れる商品ではない」ということです。
ですので、今までの配属先のおすすめ商品(売れると信じている商品)と、売れ行き商品の多くは合致していない印象です。
これと同じような現象は、日本でも見たことがあります。
自分が働いていた頃の例で言うと、
技術系の人に多いのですが、「すごい新技術ができたから、創業したいor事業拡大したい」という声を何度か聞いたことがあります。
しかし、技術の革新さと市場を席巻することとは別問題です。
(もちろん、その技術が評価すべきものである可能性も当然にありますが。)
市場を席巻するために必要なのは、市場のニーズに適うものであるということです。
その使い道、使う人、使いたいと思う人がいなければ、技術そのものだけでは意味を成しません。
そして、その世界にどっぷり浸かってしまっていると、そこでの専門的な技術ばかりに目が行ってしまい、そのことを忘れてしまいがちです。
今のお店の高い技術力でつくられた製品も、同様に、市場ニーズを満たさないと売れる商品にはなりません。
「顧客目線」とはよく言われますが、
「顧客ニーズを満たす=売れる」ということであって、技術が高いだけでは顧客ニーズを満たさないこともあるのです。
ただ、もちろん、技術の高さは、優位性を築く大切な要因のひとつになるものです。
ですので、それを活かした(ニーズを満たすような)商品開発&マーケティング戦略を考えていきたいです。