東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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前回は、他人の動かし方について書いてみました。
それに対して今回は、新しいことを導入しようと何かを改革する時の、そもそもの人の反応について書いてみようと思います。
これについては現在の配属先スタッフの反応と、前職で仕事をしていた時の経験からまとめてみました。
A. 積極的に変革を推し進めようと同調してくれる人
B. 斜に構えながらも、変革の内容を判断して同調してくれる人
C. 周りに飲まれてなんとなく変革に同調or否定する人
D. 変革に対して、否定的な人
E. 変化を望まない人(仕事自体に後ろ向き、無関心な人)
改革を説得させるにあたって、また改革を進めていくにあたって、
B、Cにある人を、をいかにAに近づけていくかが重要です。
Dについては、内容を吟味したうえで、批判的な意見を持っているのであれば、問題はありません。
いや、問題はあるのですが、再度こちらの改革案を見直してみる機会になります。
こちらの改革案がまだ至らない可能性もありますので。
その上で、再度説得していけばOKだと思います。
ただ、Dの中にいる注意すべき人物は、内容如何にかかわらず、ただ理由もなく反発しようとする人です。
理由もなくと書いてしまいましたが、私の経験で言えば、
「自分よりも若いよそ者にとやかく言われたくない」という風に感情的にものを考える人です。
基本的にそういう人は、口だけで大した信念は持っていないことが多いのですが、陰でこそこそ何か言われることが多いです。
こういう時は、誰かを介してうまくコミュニケーションを図ったり、その人の上司をまず味方につけて外堀を埋めて行ったりする必要があるでしょう。
まぁ言うのは簡単ですが、実際はけっこう難しくて、いつもそれをうまく巻き込むのにいろいろ試行錯誤をしています。
日本でも同じような目で見られることには慣れていましたが、どこまで出来ているかは分かりません(笑)
ただ、このDの中にはこちらに賛同してくれるようになる人も必ずいるので、
熱意と論理性は持ち続けて、改革は進めないといけないでしょう
Eの人は、Cくらいになってくれればいい、という感じです。
これについては、前回の他人の動かし方の記事のことを利用して、うまく仕事を誘導する必要があります。
仕事をすることで、その経験から何かを感じ取ってくれることを期待しています。
Aの人が一番頼りにしたくなりますが、
初めからAにある人は気をつけた方がいい場合もあります。
調子がいいけど、うわべだけでいざ困難なことが起きた時には簡単に裏切ることがあります。
Eに似たものを感じます(笑)
B→Aに行った人は、信用できるし、その後の仕事がやりやすいと感じています。
何かトラブルが起きても、一緒に考え、対応してくれる人が多いです。
何かまとまりもなく書いてしまいましたが、現在私の配属先のスタッフがどの辺にいるのか、改めて考えながら書いてみました。
活動のこれまでを振り返りつつ、今後どういう方向でスタッフを巻き込んでいこうかを考え、活動をうまく締めくくりたいです。
協力隊としてラオスに赴任し、約1年半が経過しました。
ここまで、ラオス語で資料を集め、聞き取り調査をして現況分析をしたり、
ヒト・モノ・カネが十分でない中で改善計画を実行したりといろいろしてきましたが、
やはり一番苦労した(苦労している)のは、他人を動かすということです。
途上国の生活でよく悩まされるのが、文化の違いに起因する行動様式の違いです。
協力隊の方の中には、よく他人を自分の力で変えてやるんだと意気込んでいる人を見かけます。
しかし、私はこれまでの経験の中で、他人の性格まで変えるというのはかなり難しいと体感しています。
現地のその人も、身の回りの環境に合わせて育ってきたのであり、そこから人の性質を変えるのは無理でしょう。その人の人格を否定して、30何歳の人の性格を0から形成するのは傲慢な考えだと思います。
では、何もできないかというと、それはそうではないと思います。
人を変えるところを入口にするのではなく、
まず「人を動かす」ことから入っていくことです。
性格までは変えずとも、
ビジネスの環境に身を置くなら、それに適した行動を取ってもらう必要がありますからね。
これまで、4人のスタッフと過ごしてきて、
他人の動かし方(動いてくれる動機)は、三者三様(四者四様!?)。
・論理的に説明し、納得することで同調してくれる人
・小さなことでもいいのでまずは成功を生み出し、信頼を勝ち得ることを一緒に動いてくれる人
・プライベートで友好関係を築くことで、そのノリで一緒に動いてくれる人
・権威者からの指示によって動く人
実際にはそれらの総合的なもので動機づけされるのでしょうが、各スタッフの比重の高い要素が上のようなものです。
なんとなく分かると思いますが、その動機付けによって、成果となって表れるものは大きく異なります。
幸いにも、配属先PMCの新・旧上司は2人とも、上の2つだったので、活動をすごくサポートしてもらえました。
下の2つに関しては、定型外の業務を任せるのは慎重にならないとなりませんが、扱いはすごくラクです(笑)
ただ、「プライベートで友好関係を…」の方は、あまり仕事そのものが動機づけになっていないので、注意が必要だと感じています。。。
今、その点に一番頭を悩ませています。
しかし、日常的な関係づくりも、人材マネジメントに影響しうるということは大切な教訓ですよね。
人はそれぞれ長所・短所を持っていると思うので、それを活かせるように、人の動機づけも考えながら今後もうまく仕事をしていきたいです。
ウドムサイの自然の中では、あのセキショクヤケイが見られるそうです。
先日、訪れた村では、なんとセキショクヤケイを捕まえた人がおり、それを見せてもらう機会がありました。
まさかセキショクヤケイをこの目で見られるとは思っていなかったので、間近で見られて興奮しました。
籠に入れられていたものの、それはまさにセキショクヤケイでした。
セキショクヤケイの実物を見るのは初めてです。
生で見るセキショクヤケイは、画像で見るものとは一味違く、感動を覚えました。
・・・さて、ここまでの人生で一番セキショクヤケイという言葉を使いましたが、
そもそもセキショクヤケイという動物を知らない人もいるかと思います。
実は私も全く知りませんでした。
セキショクヤケイとは、
和名:赤色野鶏(セキショクヤケイ)
学名:Gallus gallus
英語名:Red Junglefowl
ラオス語名:ໄກ່ປ່າ
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名前だけではいまいち分からないという人のために、さらなる情報。
キジ目キジ科ヤケイ属の動物。
つ ま り は、
ニワトリの原種と言われている動物です。
現在は、家畜用のニワトリとの交雑が進んでしまっているため、純粋な種は少ないらしいです。
参考:wikipedia⇒http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%AF%E3%83%A4%E3%82%B1%E3%82%A4
どれくらい稀少な動物かはいろいろなwebsiteを見てもいまいち分からなかったですが、
よくよく見ると確かに普通のニワトリとは違っていました。
野鳥だけあってなんとなく鋭い気配を纏っており、格好良かったです。
(事前情報がないと、単なるニワトリだと思っていたと思いますが。)
興味のある方は、ぜひウドムサイにお越しください。
私が見たのは、ウドムサイの街中からさらに車で3時間くらいの山の上の村でしたが。。
ここまでPMCでいろいろ活動を進めてきましたが、
組織機能の流れを滞らせてしまっている大きな要因が、どうやら営業セクターにあるようです。
具体的な問題点は書き控えますが、
改善のために動いている現状でも、またいろいろと問題点が発覚しました。
そこで、
問題点の発生箇所、発生要因、それによって生じる影響を整理するために、
まずは営業セクターの業務プロセスをまとめてみることにしました。
活動17カ月にして今さらと言われるかもしれませんが、以前の記事にも書いたように、事態を単純化することで、状況を把握しやすくなることは多くあります。
現在のPMCでは、この業務の流れがうまくいっていないことになります。
この業務プロセスを追って、その問題の発生箇所を明らかにしていきます。
そして、その問題の箇所がはっきりすれば、次は問題の要因の追求になります。
組織の仕掛けづくりの問題なのか、外部の問題なのか、はたまたヒトの問題なのか、
・・・それらによって、対処法(場合によっては戦略自体)が変わってきます。
私の中では、もう問題の核と、その改善策についての目星はついています。
今回の問題は事業として非常に大きな影響を及ぼす問題なので、早急に対応しなければなりません。
基本的な方針としては活動18カ月レポートと同じなのですが、
明日、そのレポートを提出するとともに、マネージャーと話し合いを行い、打開策に向けて動いていきたいです。
日本の大分県から世界に広がる一村一品運動OVOP(One Village One product)。
それぞれの国を構成する地方単位に応じて、その呼称は異なります。
私が活動するラオスでは、ODOP (One District One Product)、
隣国のタイでは、OTOP (One Tambon One product)、と呼ばれます。
そして、今回ウドムサイODOPは、文化交流とそれぞれの活動の知識と技術共有を目的として、タイのナーン県と合同の展示会を開催しております。
ただでさえ2週間くらい前に正式に日程が決定し時間に余裕がないのにも関わらず、
今回も会場が二転三転したり、別スタッフのトラブルのフォローに入らざるを得なかったりと、なかなかタイトなスケジュールでした。
しかし、イベント周知の割には、ウドムサイの街の方々も会場に集まっていただき、商品を知ってもらういい機会になっています。
PMCスタッフには、国ごとの商品ニーズ、訴求点の違いを感じてもらいたいです。
開催期間は3日間なので、
一昨日始まった展示会は今日が最終日です。
いろいろな事態が重なりこのイベントだけに注力できていない現状ですが、スタッフには経験値アップにつなげられるように仕事に専心してもらいたいです。