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ラオス・ウドムサイ及びPMCの一般理論

東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。

   
カテゴリー「経営一式」の記事一覧

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【組織変革】劇的ピーマイ・ラオ【意気込み】

今までの組織に何か変化を起こそうという際には、
やると決めた時に「一気に徹底的にやり抜く」ことが大事だと、ここまでの活動・経験で感じました。
 
 
時間があるから「明日やろう」「いつかやろう」と行動を先延ばしにしてきた組織には、その「いつか」は、あったはずの時間がなくなり追い込まれてどうにもならなくなった時にしかやってきません。
 
また、急に変化を起こすと抵抗があるorなかなか適応できないかもしれないからと、
だらだら改善を進めようとすると、その改善アクションは惰性になりがちです。
(新しいことを始めるのって、よく分からないエネルギーが必要だから気持ちは分かります)
 
今までを引きずってしまわないように、
「今日から違うんだ」と意識レベルから一気に変えて改善活動をやり抜くことが、時には大事だと学びました。
 
 
そこで、勝負は明日からのピーマイ・ラオ(ラオス正月)後です。
 
これまでもブログで触れてきましたが、
414日(月)~16日(水)は、ラオス正月なのです。
ラオスでは、国際正月(11日)よりも一般的な新年の区切りのようです。
 
毎日が大切なのももっともですが、
こういう文化イベントも、行動・気持ちの切り替えには都合がいいので、ここでしっかりと狙いの変化を実現させていきたいです。
 
休みもあるし、新年ということで気持ちの切り替えには持ってこいです。
おそらく来週1週間はオフィスでは仕事にならないと思うので、そこでは休んで(楽しんで)、その後からギアを切り替えていく予定です。
 
お祝いモードで終わりにならないように、仕事の成果でも新しい年にお祝いできるように、ここでちょっと力を入れ直してみたいと思います。


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途上国でモノを売るときのウリ

これはラオスに来て、
私が勝手に感じているモノを売るときの価値訴求の段階です。
 
かわいそうだからと情に訴える
安さを強調する
めずらしさ(地域性・伝統)を強調する
品質にこだわる。顧客ニーズに応える
顧客ニーズをかきたてる
 

①から⑤推移するにつれて、グレードが上がり、競争力は強くなっていきます。
買ってくれという店舗主体の目線から、
買いたいという顧客に思ってもらえるような価値に変化していきます


しかし、国際協力や人道支援をやってやろうという意識が強いほど、③くらいまでで勝負しようとしがちな気がします。
たしかに、価格や独自性も差別化要因にもなりえますが、個人的にはそれだけでは強い市場競争力は生み出せないと思っています。
手法としては、簡単なので使ってしまいがちなのかもしれませんが。。
安いだけ、ただ単にめずらしいだけだったら、どこにでもありえますし、それに、生産者の力を少し低く見ているような気がします。


たとえば、その商品の持つ潜在能力によって、人にどのようなメリットを供与することができるかまで考えられたら、もっと良いマーケティング戦略をとれるのではないでしょうか。

結局、顧客ニーズというよくある言葉に落ち着いちゃいそうですが、
③までの単純な文句だけでは真に顧客ニーズを満たす、長期的な根を育てるための途上国のマーケティングにはなりえないと思います。
 
最近、同期隊員との話の中で感じてこれを思ったのですが、③までは売ろうとする側の、価値の押し付けになっている気がします。
「生産者」のつくる力、「顧客」が感知する価値観、これらを少し軽視して売りつけることだけに急いているのではないでしょうか。
 
まぁ、私自身も自戒の意味も込めて、これを書いているわけですが。
 
特に、先進国から途上国へ「開発」に来ているという意識がよくないのかもしれませんね。
 
 
マーケティングについてはグローバルな基準を用いながらも、活動では現地の力を信じる。
 
この2つの観点をなくさないように活動をしていきたいと思います。


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戦略の方向性 -PMC解体新書-

前の投稿の続きから)

現状を受けて基本的に進めていきたい戦略の方向は、大きく2つ。
 
1.「Noticeable」をテーマにした戦略、戦術の遂行
PMCやその商品の認知度の向上、視認性の向上を図るもので、これは分かりやすいかと思います。
PMCがポテンシャルを内在しつつも、その素晴らしさを伝えることができなければ、顧客はそれを認知することはできません。そのため、この情報伝達の力を強化させようという戦術の方向性です。
 

2.機能別組織から一歩進んだ組織の構築
これは、1.を効果的に達成するためにも必要になってくる組織変革に関わる方向性です。(ちょっと長くなります。以下。)
 
現在の顕在化している問題のいくつかは、担当業務の遂行で満足し、そこで仕事を完結させてしまっていることに起因しています。(と分析しています。)
配属されてかなり感動している組織ではありますが、さらに上に行く組織になるためにはこれでは不十分です。
というよりも、アダム・スミスが唱えた分業論や、俗に言われる規模の経済も、うちの組織にはあまり適していません。
部分最適を目指すのではなく、「全体最適」を見通した組織を目指していきます。
 
現在の機能をざっくり表わすと、


こんな感じ。
 
ひとつひとつの機能が分断して考えられている気がします。
業務の遂行に「顧客」が目に映っていない、つまり、組織全体としてのビジネスプロセスのゴールが映っていないことがあります。
店舗販売ですら、お客さんに買ってもらうことよりも、きれいに商品を並べてそれで満足してしまっています。
 
まぁ、これまでの活動の進め方は「製品主体」で、他の組織機能の部門にはあまり目が行っていなかったようなので、しょうがないですね。
これは進め方の問題であって、逆に組織のスタッフには教えてもらうことや感心させられることも多いです。
 
 
これを、すべての部門で、「顧客」を意識した活動にアップデートしていく必要があると考えています。
その手段として、全体をひとつにとらえて、業務が流れるようにしていこうと思います。
 

こんな感じ。
 
一種のバリューチェーンの構築ですね。
またこの背景には、現在の規模であれば、無理に機能を分断する必要はないという判断もあります。
 
 
問題を単純化させ過ぎているように感じるかもしれませんが、問題を単純化できないと問題を解決するのは困難です。この問題が根本から解決されれば、チェックしておいたポイントの70%ほどは改善されうると考えています。
また、これによって機能を横断するような戦術の策定がよりスムーズになります。
 
 
…。
と、話の核になりつつも、配属先について差し障りのないと判断されるところだけを一部イメージに変えて記載してみました。(配属先マネージャーからはOKもらっています。)
具体的なエピソードや今後の戦術を書いた方がより分かりやすいかもしれませんが、これ以上先のことは、多分書けない内容を含んでくるので割愛させてもらいます。
でも、これらの核をおさえておけば、戦略の道筋はできてくるかと思います。
 
 
コンカレントに進めている、マーケティング用のツールの下準備も整ってきているので、焦らず熟考しつつも、早くストーリーを描き切りたいです。
 
来週はちょっと勢い強目で行きたいと思います。


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モグラ叩きと経営戦略 -赴任4カ月-

赴任してちょうど4カ月。
ようやく配属先組織の全体像が描けるようになってきました。
 
これまで、問題点の指摘は最小限のものを随時行うことにし、現況把握に努めてきました。
赴任3ヵ月で現状把握が完了していることがベストの計画でしたが、
6カ月くらいかかってしまうことも想定していたので、上々のペースです。
 
まぁそれでも数字として結果を残すためには、時間があまりないですが。
 
 
これまでやってきた改善活動は言うならば、「モグラ叩き」。
 
出てくる目の前の問題をひとつひとつ潰していく作業をしていました。
 
しかし、これをやり続けていても埒があきませんし、問題の本質の解決には至りません。日々の実践レベルの改革とともに、体系的な改革、大局的な視点が必要なのです。
 
そこで求められるのが、現況を分析したうえでの「戦略」です。
 
 
というわけで、赴任して4カ月、いよいよ戦略の立案に移っていきます
戦略がしっかりしていれば、やるべきことが自然と絞られて見えてきます。
 
協力隊によくあると言われる、
「やることが多すぎて何から手をつけていいか分からない」
という問題も、やるべき行動の指針が見えてくるでしょう。
 
(つづく)


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問題の再定義

先週開催された特産品フェアを振り返っています。
そして、それを題材に配属先へのミニプレゼン(ちょっと考えてもらう程度のもの)をやりました。
 
そのテーマは、「問題の再定義」です。
 
これは、その問題の問題点について、当初とは別の可能性を探り、アプローチを検討する方法です。
問題点は改めて違った角度から見直してみることで、別の解決策が見つかることがあります。
そして、そういったものの方が問題の本質をとらえていたり、革新的な対処法を生んだりすることがあるのです。
 
たとえば、
今回私が直面した問題のひとつが、値札タグが貼られていないという問題です。
これに対して、「タグを貼ったほうがいいよ」と言うのは簡単です。

 

これは、タグを付けないという問題自体を、そのまま問題視しているパターンです。
 
しかし、その「理由」を考察して問題を見直してみることで、異なったアプローチを図ることができるかもしれません。
 
想定されるのは、
①値札タグの存在を忘れている→上記指導でOK
②付けるのが面倒くさい→スタッフ教育の問題→指導方法の検討。
           →タグに欠陥がある →タグの改善。
                    →タグに頼らない代替案の検討。
③付けない方がいいと思っている→タグに頼らない代替案の検討。
④プリンターが壊れていてタグが印刷できない→予算管理の改善。
                     →備品管理の改善。  
  
                    →プリンターに頼らない代替案の検討。
⑤…などなど。
 
このようにいろいろな事態が想定され、その理由によって取るべき行動も変わってきます。
 
 
個人的には②の事態が、はっきり言ってどちらに問題があるのか分かりにくいから難しいですね。
まぁ、面倒くさいからやらないという選択肢はないですが(苦笑)
 
とにかく、いろいろな理由が想定され、その答えによっていろいろな解決策のアプローチが取れると思います。
特に、「代替案の検討」と書いたものについては、当初勝手に想定したとは全く違う解決策になる可能性を秘めています。
また、問題の再定義を意識することで、問題がもっと単純になり、もっと効果的な解決策が見つかるかもしれないのです。
 
 
通常、人は無意識に解決までの自分のアプローチを持ってしまいます。
無意識に取るその自分の考えに囚われず、それらの理由にまで言及するのは難しいことです。
 
しかし、
問題の本質が何なのか、それを検討することでもっと根本的な改善策が見つかるかもしれません。
 
 
私も、仕事に追われると視野が狭く、ひとつのことしか考えられなくなってしまうことがあります。
けれども、常に柔軟に、広い視野でものごとをとらえられるように意識していきたいです。


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プロフィール

HN:
ぽーんさわん
性別:
非公開
自己紹介:
2013年11月よりラオス北部の都市、ウドムサイで生活しています。

言葉もうまく通じず、うまくいくことばかりじゃないけど、ラオスの人々の優しさ、雄大な自然、この身の回りの環境に救われて、楽しくやっています。

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