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ラオス・ウドムサイ及びPMCの一般理論

東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。

   

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協力隊の是非

初めに断っておきますが、社会的観点から見た是非ではなく、

今日は、参加者個人としての意義について書きたいと思います。

 

 

私個人としては、参加して良かったと本気で思っています。

任期もほんの少し残っていますが()

 

 

 

具体的に、私が協力隊の経験で得られると思うものは、よく書かれるものが多いですが以下の5点です。

 

1.組織マネジメントの経験

・異文化の中、組織・プロジェクトのマネジメントを任されるなんて、滅多に経験できるものではありません。現場を動かす力というのは、確実につくと思います。

なかなかハードなことも多く経験しますが、その分考えさせられる機会は多いです。そして、日本で起きていた問題も、ラオスで起きている問題も相通じるものが多いと気づかされます。日本ではなかなか表面化されないことでも、ラオスでは分かりやすく問題が生じるので、解決へのアプローチが逆に取りやすいこともあります。

そして、忍耐(根気)と許容を学んだ経験でもありました。

 

 

2.海外生活への免疫

・これも良くいわれますが、将来海外で働きたいと思っている人にとっては、海外で働くことに対する抵抗が薄くなると思います。

また、別の意味では、国際協力への向き・不向きを自分自身で知るための「お試しの期間」としても、協力隊の2年間は有効かもしれません。2年間もあると、途上国で働くことのいいことも悪いことも多く経験できます。それらをひっくるめて、自分が途上国でさらに働きたいと思えるかを試すいい機会になりうると思います。

私はラオスという国で、周りの環境に恵まれていたので、本当に辛い生活は体験していないというのもありますが、また機会さえあれば途上国の現場で働きたいという想いが続いています。

 

 

3.人生の選択肢が広がる

・これは別に協力隊に参加したからというわけではないですが、協力隊に参加するために会社を辞めたことで、人生の選択肢が広がった気がします。というよりも、自分の中で勝手に束縛していた選択肢を解放した感じです。

どういうことかと言うと、あと4年ほど会社に働き続けていたら、おそらく私は会社を辞めるという選択肢は絶対に取れなくなっていたと思います。会社を辞めたことで、会社に生涯を捧げる以外の道も見えてきました。逆にこれからは、今までは選びえなかった道を進んでいくことになります。ある意味、会社を辞めた時点で足を踏み外してしまったのかもしれませんが、これからの人生、それぞれのタイミングで最良の選択肢を取っていきたいと思っています。

 

 

4.人脈

・日本の会社で働いていても、人との良い出会いはあり、人脈は築けると思います。しかし、協力隊の活動では、今までとは違う国際協力の分野での人脈が築けます。そして、自然とそちらの情報も流れてくるようになります。将来、国際協力の道に進もうとキャリアプランを立てている方であれば、そういう人脈・情報を得る機会というものは悪くないと思います。

 

 

5.楽しい思ひ出

・別に遊びに来たわけではありませんが、プライベートでも仕事でも、すごく貴重な思い出ができました。私生活は、文化が違うので新しいことばかりですごく刺激的でした。仕事では、頑張って出した成果をスタッフと共有できたときや、生産者のお母さんたちとのコミュニケーションがいい思い出です。現場で働くことの大切さとともに、現場で働くことの楽しさも再認識できました。

人との交流や、苦労の上での成果、仕事の楽しみってこういうところにあるんだ、と思い出させてもらいました。

そして、こういうのが仕事のモチベーションになるんですよね。

 

 

以上5点が、私の考える協力隊で得られる良いものです。

 

 

はっきり言って、収入も地位も安定も、働いていた方がはるかに良かったと思います。

また、上司に恵まれたこともあり、前職の仕事もやりがい、社会的使命感ともに私を充足させてくれるものでした。

そのため、前職は、辞めるのを最後まで悩んだ会社でした。

 

 

しかし、そういったものをすべて載せて天秤にかけても、私が挑戦してみたいと思ったのが国際協力の舞台でした。

 

今でも思いは変わりません。

 

 

ぶっちゃけ、私にも会社を辞めたことを後悔する日が必ず来ると思います。

しかし、そのまま会社にいても、違う後悔が長く続いていたと思います。

 

どちらを選択しても後悔はあるのでしょう。

 

 

 

協力隊の活動の環境や条件、内容は千差万別であり、絶対的なマニュアルはありません。

その分、個人の資質に依るところは大きくなってきます。

 

それは成果だけではなく、自身が得るものについても同様のことが言えると思っています。

 

 

日本の会社に馴染まないから、という消極的な理由ではなく、

日本での自信を途上国で行動に変えたいという想いがあれば、派遣国で稀有な経験を得ることができるはずです。

 

 

何か協力隊の参加により自分の目的が達成でき、現在の状況を超える何かを感じるのであれば参加を考えてみるのは悪くないかと思います。

 



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ぽーんさわん
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非公開
自己紹介:
2013年11月よりラオス北部の都市、ウドムサイで生活しています。

言葉もうまく通じず、うまくいくことばかりじゃないけど、ラオスの人々の優しさ、雄大な自然、この身の回りの環境に救われて、楽しくやっています。

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