東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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「島出し陳列」とは、ベースとなる陳列棚から、部分的にはみ出させて商品を陳列する手法です。
このメリット、デメリットは以下の通りです。
<メリット>
・商品を目立たせて、顧客の目につきやすくなる。
・動線に変化を与えることが可能になる。
<デメリット>
・通路が狭くなる。
・逆に、島の部分の後ろに、顧客の注意がいかなくなる。
また、似たような陳列手法に、「アイランド陳列」があります。
アイランド陳列とは、通路の中央や、店内のスペース部分に陳列スペースを設ける手法です。
特徴は、島出し陳列と同じです。
これらは、一般には特売品や季節品の量販に向いており、高価格品には不向きと言われています。
ただ、個人的には、見せ方によっては価値の演出も可能だと思っています。
スペースの確保が課題ですが、商品陳列のメリハリをつけ、特定商品への注意を引きつけられる手法ではあるので、うまくレイアウトに工夫ができないかと立案中です。
「マグネット」とは、顧客を引きつける効果のある売り場や商品のことです。
このマグネットを、客動線の要と思われる位置に配置することで、顧客の店内の回遊性を高めることができます。
たとえば、店内の奥や角にマグネットを配置すれば、意図的にそこまで顧客を誘導することができます。
このマグネットの効果は、誘導してそこの商品を購入させることではありません。そこに誘導したことによって、動線を作って、その動線上の商品の購入機会を増加させることにあります。
これが、顧客の店内の回遊性を高めることの狙いです。
今のPMC店舗のレイアウトにおいて、単純に考えれば、赤い☆印のところにマグネットを配置するのが効果的だと思われます。(重要度に合わせて、星の大きさを変えています。)
このマグネットの効果は、商品陳列の手法にも使われます。
そのひとつが、「エンド陳列」です。
エンド陳列とは、陳列台のエンド(端)の部分に注力したディスプレイを配し、マグネット効果を狙うものです。
スーパーのゴンドラの端で特売品が置かれていたり、本屋の端で人気の本が売られたりしているのが、これです。
PMCの図に書きこむと、黄色の☆印のゾーンが、エンド陳列の対象になります。
このマグネットをどう構成していくかが、店舗レイアウトの鍵のひとつになりそうです。
整理の次の活動として、店舗レイアウトについての改善を考えています。
店舗のレイアウトを考える時、
「動線」という観点からそれを考えることも必要です。
動線とは、人の移動する経路・軌跡のことです。
この動線には、「客動線」と「サービス動線」があります。
1.客動線
客動線の基本は、できるだけ長くすることです。
その結果、店舗滞在時間が長くなる→購入率が高まる、という効果が期待されます。
これが今のPMCのレイアウト。
今のようなコの字型は、大きく見ればOKです。
客動線をうまく使えば、お客を特定の商品に注目させることも可能になります。小売の特定の業界では、客を導くという意味で「導線」という言葉を使うこともあるようです。
逆に右上(図内①)のようなお客の移動を困難にしている、死角はできるだけ作りたくありません。
ただし、お客の回遊性を高めるという意味で、客動線はスムーズなものにする必要もあります。
現状、下のところ(図内②)では接客用のテーブルとイスが、客動線を阻害してしまっている可能性があり、注意が必要です。
ただし、あまりにスムーズにし過ぎると、
極端な話、注目させたい商品の前を勢いで通過させてしまうかもしれません。
左上のところ(図内③)では、注目させたいラックを素通りさせている現状があります。
あまり複雑にさせ過ぎるとお客に不便を強いることになるので、そのバランスを考えてレイアウトを考えることが大切です。
2.サービス動線
そして、店舗レイアウトの場面では、従業員の動線(=以下、サービス動線)も考慮に入れないといけません。
サービス動線の基本は、できるだけ短くすることです。
その結果、従業員の無駄な移動がなくなる→仕事が効率的になる、という効果が期待されます。
そして、このサービス動線と客動線をなるべく交差させないようにすることで、
従業員の作業で顧客の邪魔をすることを少なくするので、それもレイアウトを考える際には注意が必要です。
現状、PMCでは設備・什器が限定され、固定されているものも多いので、改善はなかなか難しく感じています。
動線の考えは、当たり前でいまさらと思う人もいるかもしれませんが、今後この考えを使った店舗改善の手法を説明をしていく予定なので、ちょっとこの場を借りて、整理してみました。
展示会出展の際にも、応用できる考えの基本です。
さて、先日宣言した通り、
わりと厳しい報告書を提出して迎えた今週。
個人的には、わりと満足できる手ごたえを感じています。
私の雰囲気を察しただけかもしれませんが、
ちょっと周りの雰囲気も変わりました。
そして、ありがたいことに、
計画に反対するような意識・行動はなく、前向きな行動に変わって表れています。
(もちろん、ここまでの6カ月でかなり慎重に準備はし、さらに隙がないようにはしておいたつもりです。しかし、計画に抵抗する人というのは一定数出てくるので、ちょっと心配していましたが杞憂でした。)
特に、今まで中断していた業務の再スタートが顕著です。
さらに、本日のミーティングの折には、
その半分以上の時間を、私の報告書の指摘事項から今後の対策を検討するという時間に充ててくれました。
よく、配属先がレポートなんて見てくれないという話も聞きますが、
非常にありがたいことです。
そして、この場だけかもしれませんが、今後の方策について各人ともけっこう真剣に考えて、意見を出してくれました。
日本では顧客にこういう状況で問題を指摘する際には、絶対に顔の表情に出さないようにしてきたのですが、今日もポーカーフェイスを通していました。でも、実は内心ドキドキしながらミーティングに参加していました。
今は、ちょっとホッとしています。
問題ないと言えば問題ないのですが、
あるスタッフが泣きそうになった時にはちょっとどうしようかと思ったのですが、
そこは上司がうまく会議を進めてくれました。
前職の上司もこういう進め方が非常にうまかったのですが、今も非常に勉強になります。
そして、会議の後、今日は他スタッフも共に残業。
素直すぎるくらいに、私の報告書に対していいリアクションをしてくれています。
おそらく、今回の取り組みを介して、スタッフとも今まで以上に通じ合えた気になっています。
私自身はいよいよ忙しくなってきて、これが日本語なら少しは、、、。と、思ってしまう時もありますが、すべては自分の能力のせい。
でも、このお店とスタッフは好きで、楽しく活動はできているので、いい時間を過ごせています。
こういうノッている時には体調を崩しやすいので、
それだけは気をつけて活動をこのまま進めていきたいです。
まとまっておらず、何のメッセージ性もない記事投稿ですが、
やはりスタッフには恵まれ、活動は今のところ順調そうです。
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