東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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ラオスに赴任して、今日でちょうど1年です。
(1カ月の語学訓練があったので、任地に行ってからは11カ月の経過です)
そこで、この1年間、自分がどういう活動をしてきたかをまとめてみることにします。
1.製品開発
2.店舗運営管理
2-1. 視認性、認知度の向上
2-2. 顧客単価の向上
2-3. インストアプロモーションの導入
商品説明の強化。
⇒「在庫陳列」という違う観点からアプローチし、管理方法を簡略化。
2-5. 5Sの実施
⇒整理・整頓の実行。
3.販路拡大
3-1. 営業活動のための基礎ツールの作成
3-2. 顧客管理の実行
⇒取引情報の記録、情報共有(企業概要、企業評価、特記事項、取引記録などの記載)。
3-3. 店舗情報提供ツールの作成
3-4. 他省局との連携
3-5. 他メディアへの情報掲載
⇒ラオス情報website、在ラオス日本人向け情報誌、JICA冊子
3-6. 新規顧客獲得数⇒部外秘情報。
4.その他
4-1. 人材指導
⇒まだ至らない点が多い。
4-2. スケジューリング
⇒前寄りの準備を計画して促すことを徹底。
(ただし、配属先が自主的にできるような習慣化までは至っていない。)
4-3. ボランティアとしての立ち位置
⇒同僚の一人としての位置づけから、スタッフ+1の立ち位置に変化。
(定型業務に忙殺されず、新規改善アプローチに取り組みやすい環境となった)
(時系列)
1カ月=情報収集
4ヵ月=現況分析、戦略の策定
7カ月=私側の下準備の完了
9カ月=配属先として下準備の完了
※1.いろいろ書きましたが、本当は現況分析&戦略立案のところが、最大の活動成果だと思っています。
※2.準備にだいぶ時間がかかってしまったのは、自分のマネジメント力に責任があると反省しています。しかし、この1年間ラオ人スタッフと行動を共にしてきたことで、考慮すべき行動の特徴も分かってきました。今後の活動はそれらを踏まえ、スムーズに計画を進めていきたいと思います。
(踏まえるべきラオ人スタッフの特徴)
・日本人が当然に想定する事態のまじめさ・深刻さと、ラオ人の言動との温度差を感じる場面がある。
・事態を先延ばしにする(何かの作業につけて、まとめて後でやろうとするラオスの習慣がある。)
・その場で思い立ったことをやろうとする(文脈を踏まえず、新たな行動が始まる)
・特定スタッフだが、進捗管理を完全にしないと想定しえないことが起こりうる。
活動に影響するので、これらを踏まえて計画を立てなければならないと考えています。しかし、これらは何に起因しているのでしょうか??それが理解できると、より一層、現地に合った計画が立てられるような気がしています。
そして、たしかにラオ人同士のやり取りではそれでうまく行っている面もあるので、やり方は十分に考慮していかなければならないのかもしれません。
<今後>
・製品開発(=顧客単価を上げるために、小物の作成、高価格製品の開発)
・価格戦略
・在庫の平準化
・VPG(ターゲットビレッジ)開拓(=開発)
・販路開拓のアクト開始
・他協力団体との関係深耕
⇒ 結果を残す。引継ぎをする。
* * * * * * * * * * * * *
所感を書こうと思っていたのですが、長くなりそうなのと、疲れたので、ここで一旦区切ります。
日を改めて所感は綴ります。
ここまで読んでいただいた方、お付き合いいただき、いつもありがとうございます。
配属先PMCのホームページの作成。
あるスタッフが「やって!!!」と言ってきました。
無―理―。
基本的に努力の跡が見られる案件だったり、現地の情報では始め方すら分からない案件だったりすれば、手助けはします。
しかし、何もせずに丸投げしてくる案件は固くお断りをしています。
特に、ホームページに関して言えば、
過去PMCにはサイトが存在していました。
しかし、それが運用されなくなって現在があります。そして、その経緯・要因も把握しています。
ですので、ここで私が主体となってやってしまうと、全く同じ未来が予想されます。
つまり、私が協力隊で組織にいる間は管理ができても、その後、またサイトが運用されなくなり、消えてしまう運命です。おそらく、以前と状況は変わっていないので、このスタッフの意識が変わらない限りor意識を変えられない限りは、やっても無駄だと思っています。
そもそも、このホームページの件。
私が必要性を説き、でも上記のことがあるので自分じゃやらないよ、と言った話です。しかも、けっこう前。それをまた私に話を丸投げしてきたので、余計に上述した未来を思い描いてしまうのです。
そういう感じなので、きっとホームページも継続させられなかったのでしょう。
頑張ってやろうとしていることのサポートは惜しみませんが、主体になってくれない限りは手伝うつもりはありません。せめて、一緒に取り組めなければ、今の意識のままではやっても無駄でしょう。
こういうこともあるので、人材のマネジメントってすごく考えさせられます。
こっちの常識でとらえている枠組みが、相手の常識でないことが多々あります。
ラオスだとそれが極端なので気づきやすいですが、日本でも相手とのそういう意識レベルの差・期待値の差というのはよく存在しているのだと思います。
そういったことを理解し、人材育成、人材マネジメントできるようになりたいものです。
おそらく今後の一年は、これまでに導入させようとしたことの定着化に入るので、こういう突き放す場面が多くなると思っています。
正直、個人を動かすというのはまだ難しさを感じる場面もあります。
今の自分には、相手に任せる、責任を与える、orラオ人上司の力を拝借する、という方法しかとれていません。しかし、協力隊活動の中で、どんな状況であってもうまく人を動かすという方法も身につけていきたいです。
前回、受験スケジュールを書いたので、合格後のまとめを。
勤務をしていると、協力隊の研修等のために、いつ、どれくらいスケジュールを取らなければならないか、という問題が発生します。その情報は少なかったりするので、私はそれにすごく気を揉んだ思い出があります。また、現職参加ではなかったため、退職日をいつにするかという問題もありました。
ですので、私と同じような状況で情報を探している方がいらっしゃれば、その参考にしていただければ幸いです。
※私は、二次隊での協力隊派遣です。ですので、一次隊参加の方は、このスケジュールを約3カ月前倒しで進める感じでしょうか。よく知りませんが(笑)
2013.02.06(水) 2次選考合格発表(Web)
2013.05.22(水) 小型自動二輪免許取得期限
2013.06.14(金)
~2013.06.18(火) 技術補完研修<5日間>
2013.07.02(火) バイクトレーニング<1日間>(人によって日程は違います)
2013.07.09(火)
~2013.09.17(火) 派遣前訓練<70日間>
2013.10.02(水) ラオス赴任 -前日に羽田空港出発-
※私は、コミュニティ開発の隊員全員が対象になる研修のみでしたが、要請内容によって長期の技術補完研修があるようです。
※その他、課題や提出書類などもありますが、あまりスケジューリングに影響するようなものではないので割愛します。
個人的には、自動二輪免許の取得が一番苦労しました。
勤務を続けていたので、土日だけで免許を取得するのはスケジュール的にかなり困難でした。
また、数日の苦労ですが、技術補完研修に関する報告書も、平日だけで書かなければならないスケジュールであり、日中は仕事があるので、睡眠時間を削らなければなりませんでした。
会社には一次選考の応募前に相談していましたが、勤務を続けながらの受験・研修等の参加には、非常にスケジューリングに苦労したことを記憶しています。特に私は、健康条件を解除させてからの正式な合格でしたので、なおさらスケジュールがタイトになってしまっていました。
会社や上司への事前相談&理解がないと、勤務者の方の参加は難しいと思います。私は、それらに恵まれていたので本当にありがたかったです。
なお、派遣前訓練期間中の退職でも大丈夫でした。
私は、訓練初めの20日間くらいは有給休暇扱いで参加していました。
ただ、退職後の手続きを、訓練所と職場とでやり取りをするのは、期限の問題もあって大変でしたが。
その他、「合格後の書類が結構あって大変」という声も聞かれますが、会社での仕事を思い浮かべれば特に負担になるようなレベルではないと思います。計画的に進めれば、他のものについては特段問題なく進められました。
実は、合格後も個人的には骨折と同じくらいのハプニングに苦しめられたのですが、皆さんにはそういうことは起きないと思います。それがなければ、スムーズに、わくわくしながら楽しい訓練生活を過ごせたと思うので、皆さんは赴任までの生活も楽しみにしていてください。
皆さんの、協力隊合格、平穏無事をお祈りしています。
看板の作製費やポスターの印刷費と共に予算をいただき、配属先でマネキンを購入することができました。
マネキンがなくても確かに経営はできますが、あることで売り方の幅が広がります。
また、私がかねてから掲げていた「noticeable」というテーマを伝える手段のひとつにもなると思っています。
今回の予算獲得に当たって尽力していただいた関係者のみなさんに感謝です。
販売促進のために有効に利用していきます。
今のところ、スタッフも着せ替え人形のように楽しんで、興味は持ってもらえているようです。
これを使って、「魅せること」を「購買促進」につなげる手法を紹介していこうと思います。
しかし、以前ブログで書いたように、「ただ見た目に美しいディスプレイ=お客さんが買おうと思うディスプレイ」ではありません。
商品の使い方・シーンを想像させ、自分もその商品を使いたいと思ってもらえるような(潜在需要をかき立てる)ディスプレイが、いいディスプレイだと思っています。
美術と運営管理のセンスは異なります。
そのあたりを留意するように伝えられらいいなぁと思っています。
あと、これを書いていて最近相談を受けた事案を思い出したので、ついでに5Sについても書きますが、
5Sの「整理・整頓」と「きれい」は同じではありません。
家庭の掃除レベルでの「整理・整頓」は、「きれい」でいいかもしれません。
しかし、組織運営における5Sは、もっと専門的な技術が必要なものです。
そこを分かっていないと、協力隊の活動で導入する時もうまくいかないかもしれません。
別の機会があったら、そのことについてももう少し深く書こうと思います。
段々、今回の本筋が分からなくなってきましたが、
せっかく手に入ったマネキン。
活動にうまく活かし、配属先の資産にしていきたいです。
もうすぐ協力隊の平成26年度秋選考の応募も開始されますね。
過去の日記を読み返しているついでに、受験を考えている方の参考になればと思い、私が受験した時の記録をまとめてみました。
ですので、これは私が受験した平成24年度秋募集の青年海外協力隊の選考記録です。
そのため、日程、時刻については変更の可能性があることはご承知ください。
ちなみに私は2次選考の直前に骨折し、健康条件付きからの合格なので、同じ境遇の方がいれば参考になるかもしれません。健康が一番大事と言われる協力隊の選考で、私も心配しましたが、部位や状態などによっては、骨折でも合格できるようです。私は活動に影響がない箇所を折っただけだったので、まだ良かったのかもしれません。
2012.11.05(月) 1次選考締切(消印有効)
2012.11.15(木) 1次選考応募状況の発表(Web)時刻不明
2012.12.12(水) 1次選考合格発表(Web)17:30
2012.12.13(木) 1次選考合格通知受領(速達郵便)
⇒2次選考(面接)の受験日の記載あり。
2012.12.22(土) 頬骨骨折
2013.01.07(月) 入院
2013.01.08(火) 手術(全身麻酔)
2013.01.11(金) 退院
2013.01.12(土) 2次選考受験日
2013.01.16(水) 抜糸
2013.02.06(水) 2次選考合格発表(Web)12:00
2013.02.07(木) 2次選考結果通知受領(速達郵便)=健康条件付
⇒診断書様式の同封あり。
2013.02.26(火) 診断書を送付(速達郵便)
2013.03.06(水) 健康条件解除の通知受領(普通郵便:送付状の日付2013.03.04(月))
2013.03.07(木) JICAボランティア選考窓口より来電
⇒要請の依頼あり。
「頬骨骨折」のキーワードで検索して、このページにとんだ方のために。
私の頬骨骨折は一般的なもので、頬骨3か所が折れたもの。
入院期間はだいたい1週間。
私は協力隊の受験のため、退院を1日早めてもらいました。
術後の腫れは3日目くらいがピークで、1週間くらいでようやく少し腫れが引き始めてくれました。受験日はちょうど腫れがひどい時で、その顔ゆえ周りからは危ない奴扱いでした。
顔の骨は治りが早いらしく、程度にもよるかと思いますが、手術から1カ月強くらいで骨はくっついてくれました。
おかげで、選考、合格に間に合って安心したのを今でも覚えています。
顔に入れた金属プレートは今後も取り除かなくてよいそうなので、そのままにしています。
ちなみに空港の金属探知機は問題なく通過できました。
勤務しながらの選考は、本当に骨が折れました。
前職の上司、先輩、病院の先生、看護師、両親、すべての人に感謝です。
話が脱線していますが、海外での仕事は、身体が資本。
現地でも、健康管理をしっかりしようと、身に染みて感じています。
そして、協力隊を受験されているみなさん、
合格をお祈りしています。
骨折をした私でも大丈夫だったので、きっと大丈夫!!
みなさんと一緒に活動できるのを楽しみにしています。