東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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今回は、マーケティングの4つの要素(4P)のうち、Place(チャネル戦略)について説明します。
チャネル戦略とは、どこにどのように製品を売るのかという計画のことです。
日用品のように販売先を限定せずにチャネルの幅を広く、つまり多くの人に製品を供給していこうとすると、量販には有利になりますが、販売店の協力度は小さくなります。
一方で、チャネルの幅を限定すると、市場での露出度が低くなり認知度が低下しますが、ブランドイメージの維持ができ、販売店の協力度は高まりアフターサービスの充実が可能になります。
以上のように、チャネルの選択は、ブランドイメージの構築や販売量、得意先管理に影響するものですので、製品の特質や販売のターゲット層によって選択することが望ましいでしょう。
また、チャネルを工夫することによって、販売先の拡大に成功した企業があります。
大阪府のC社は、海の家やキャンプ場などに向けてコイン式のシャワーを販売していた会社でした。しかし、市場は飽和状態になってしまい、売上は伸び悩んでいました。
そこで、新たな販路として注目したのが、浴室のない賃貸アパートでした。
その際にC社がチャネルとして選んだのが不動産会社でした。製品を最終的に購入してくれるのは、アパートのオーナーです。
しかし設置場所となるアパートへ行っても浴室の有無は確認できないし、建物のオーナーがいるかも分からない、非常に非効率な営業になってしまします。そこで、C社は賃貸アパートの情報を持っている不動産会社をチャネルとして活用し、販路の拡大につなげられたのです。
※企業事例については、
日本政策金融公庫総合研究所編『新たなターゲットを拓く―小企業の販路開拓戦略―』から引用しております。
日本政策金融公庫のwebページ:https://www.jfc.go.jp/n/findings/toshoj.html
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