東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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ラオスに来て活動を始めてから、「学生時代にあれをやっておけば良かった」「これをやっておけば良かった」と思うことがすごく多いです。しかし、そういう必要性も、ラオスに来た経験があるからこそ、感じるものなのかもしれません。
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最近、配属先の人たちに新しい活動(経営知識・スキル等)を教える方法について考えさせられています。一部の人を除いて、やはり新しい概念を理解してもらうことはすごく難しいです。
しかし、その中でまずはやらせてみることが大事だと、強く感じてきました。
日本は、やたら理論を先に教えたがる傾向があると思います。かく言う私も、理論はすごく大事にしていました。
「意味も分からずにやることに、意味があるのか」と。
しかし、初めは頭で考えてできなくても、とりあえずやってみた経験から学ぶこともある、と最近考えています。
たとえば、スポーツの指導の場面でも。
子供たちはコーチに「こうやってやるんだ」と言われ、その技術を身体に染み込ませていきます。初めはただ言われたことをやっているだけかもしれませんが、確かに技術を向上させることができます。そして、成長するにつれて、段々と自分でその意味を理解し、自身の課題に気づき、技術・知識が深まっていきます。
また、日常生活の場面で言えば、新しいスマートフォンを手に入れた時。
最初にマニュアルをすべて読み込んでしまうよりも、まずは操作してみる人が多いのではないでしょうか。そして、そのうちにマニュアルと読み合せ、より多くの機能を引き出せるようになっていく。。。
本当に正しいと確信していることならば、
初めに無理やり理論を詰め込むよりも、まずはやらせてみて、
身体に叩き込んでしまう、その経験から学んでもらうというのも大事なのかもしれません。
継続的な組織・個人の進化のためには、最終的にはやっぱり理論も不可欠です。
しかし、その前に型にはめてみるのも効果的な気がしている最近です。
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