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ラオス・ウドムサイ及びPMCの一般理論

東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。

   
カテゴリー「ラオス文化」の記事一覧

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バーシー(スー・クワン)

バーシーというのは、ラオスの伝統的な宗教的儀式です。
今日は、そのバーシーという儀式を紹介したいと思います。

 
正式には、「バーシー・スー・クワン」というそうですが、一般的にはバーシーと呼ばれることが多いと思います。ちなみに、私の周りでは「スー・クワン」と呼んでいますが。
 
 
バーシーは、結婚や出産、誕生日、新居への引越し、病気や怪我の治癒の祈念、歓迎、馬の餞など、さまざまなライフイベントの時に行われる、ラオスの人々の大事な儀式です。
 


祭壇を囲み、祝詞を唱えたり、みんなで祈ったり。
 
そして、特徴的なもののひとつが、
その儀式の主賓の手首に、白い綿の糸を巻くことです。
 
なお、糸を巻くときには、多幸を祈念する言葉を唱えながら行い、手首に縛っていきます。
 
今回の新年を祝うバーシーに参加した私は、
ご健勝とご多幸を祈念して…、、、
のようなことを、具体例を挙げながら、日本語で唱えていました。
それを職場の人がラオ語に訳して、みんなに伝えてくれました。
※その人は何一つ日本語を理解していませんが、雰囲気で訳しています。
(日本語で言っていると何を言っているかが分からないのが逆に面白いと、職場では最近謎のブームになっており、こういう場面では日本語をしゃべる方がよく求められてしまっています)
 
 
ちなみに糸を巻く理由を、ラオス人に聞いてみました。
私のラオ語レベルでは理解に限界があるので、ニュアンスで書くことを初めに断わっておきます、お許しください。
興味のある方は、ネットや文献で調べてみて、それを私に教えてください()
 
さて、そのバーシーを行う理由ですが、
まず前提にあるのは、人間は、魂(=クワン)を身体の中に宿して生きている、という考えです。
この魂というのは、ひとつのモノではなく、オーラとかスピリチュアルなエネルギーのようなものだと推測しています。
そして、それが身体の外に出てしまうと、人間のエネルギーが弱まってしまう。
→だから糸を巻いて、その魂が身体から出ていかないようにする。
→また、その前にお祈りをすることで、正の魂を身体に入れる。
 
というような感じだと私は理解しました。精霊信仰のようなものだと思います。
(全然違っていたら、申し訳ありません)
 
 
そして、この手首に巻いてもらった糸は、3日間外さないそうです。
 
 
私も新年のバーシーで糸を巻いてもらいました。
 
 
最近は氷水を浴びせられてビショビショにされたり、糸を巻きつけられたりと、それだけ聞くとイジメのような感じがしないでもないですが、ラオス文化を体験させてもらって楽しませてもらっています。


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年末のあいさつに行ったよ。

大丈夫です。
ラオスにいるからって、季節ボケしちゃったわけではありません。
 
 
ラオスには、ラオス正月(ピーマイ・ラオ)というものがあり、
それが来週414日(月)~16日(水)なのです。
 
つまりラオスでは、今は年の瀬。
 
というわけで、昨日、一昨日と、
職場の局長(director)たちの家に行って、新年を祈念するイベントに同道させてもらってきました。
 
 
あいさつがあり、ビールを飲んで宴会のようになるのは、日本と同じ。
 
違うのは、これ。
 
新年を祈念するときに、
祝いの言葉を唱えながら、水に浸した木の葉っぱで、局長とその家族の背中を払います。
 
水は悪いことを払う効果があり、木は日本の神事で使われる榊のようなものだと思います。
 
その場に集まった20人くらいから祝いのあいさつをもらった局長の背中は、それはもうびしょびしょでした。
 
 
それを見てニヤニヤしていたら、次は局長と家族のターン。
 
一人一人を周り、襟首のところから背中に直接水をかけます。
いや、水を流し込むといった方が正確かもしれません()
 
女性だろうが、日本人だろうが関係ありません。
背中はずぶ濡れです。
 
 

途中からなぜか氷水に変わっていて、お互いかけまくり。


 
もうびしょびしょ。

 
でも、みんな楽しそう。
 
 
宴会の様子
 
私も一緒に祝ってもらい、新年も頑張れそうです。


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就業時間

4月に入り、先週1日(火)より就業時間が変わりました。
暑季に入るため、これまでよりも30分早く始業になります。
 
<今週から>
4月-10月) 7:30~11:30、13:30~16:30
<参考>
11月-3月) 8:00~12:00、14:00~17:00
 
 
新しい営業時間
 
30分早く始めて暑い時間を避けるのは分かりますが、午後も30分早めたら一番暑い時間に仕事をすることになってしまって、プラスマイナス0な気がするのは日本人の感覚でしょうか。
そして、今年は涼しいというのもあり、朝はむしろまだカーディガンを羽織っているのですが。
 
…でも、きっと生活していくと、この時間設定に納得する日が来るのでしょう。
 
 * * * * * * * * * * * *
 
と、せっかくなので、今日はラオスの就業時間の特徴を紹介します。
 
ラオスではほとんどの会社で、お昼休みが長く設けられています。
だいたい90分から120分。うちも120分あります。
ちなみに、この間は行政窓口も閉まっているところが多いです。
(うちも行政組織のひとつです。)
一方、銀行窓口は開いていますが、やっぱり郵便局や観光局の窓口もお昼休みに入ります。せっかく時間があっても、そういう手続きに使えないのは残念です。
 
ラオ人スタッフは、このお昼休みの時間に家に帰って食事をとって、お昼寝をしたり、家族との団欒に使ったりしているそうです。また、何かイベントがあるときは、この時間に誰かを招いてパーティーを開くこともあります。
すごく有効的に使っていて、楽しんでいます。
 
私もリフレッシュできて快適ではあるのですが、このライフスタイルに慣れない日本人にとっては、ちょっと時間を持て余してしまうことがあります。
お昼ご飯を取る時間ももったいないと感じていたあの頃は、はるか昔のようです。
 
 
日本に帰ったときには逆カルチャーショックを受けてしまいそうです()


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結婚式の招待状をもらったよ!

結婚式の招待状をもらいました!!
 
でも、ラオスの結婚式ってどうしたらいいんだろう…?
 
 
 



 
…という時期も、そろそろ終わりを告げ、
だいぶラオスの結婚式の勝手が分かってきました。
 
というのも、
ウドムサイに来てまだ5ヵ月強ですが、けっこうな回数参加しています。
 
こちらが歴代のもらった招待状。凝った作りです。
 
ラオスの結婚式は主に、
バーシー&昼パーティー&夜パーティーの3部構成。
(※バーシー=ラオスの伝統的な信仰・お祈りの儀式。
 
バーシーパーティーは@自宅。
そして、夜パーティーは専用のセレモニー会場を借りてやることが多いです。
 
思うに、バーシー結婚式、昼パーティーは披露宴、夜パーティーは公式な二次会といった感じです。
 
自宅で行うバーシー昼パーティーは割と近しい人が行く印象です。
なので、私が参加するのは専ら夜パーティーです。
 
この結婚式のパーティー、セレモニー会場を借りるだけあって、すごい数の人が参加します。だいたい1,000人から2,000人くらいだとか。びっくり!!
 
2,000人収容するというパーティー会場がこちら。
 
日本では、招待を受けた人しか参加しませんが、ラオスでは招待状をもらった人が家族、恋人、友人たちを誘って参加します。
なので、招待状をもらった以上の人が参加するために、人数が多くなるのです。
私も、招待状をもらった人に誘ってもらって参加しただけのこともあるので、写真に残した招待状の数以上に結婚式のパーティーに参加しています。

新郎新婦にとったら、「誰だ、この日本人は?」と思うことでしょう。
いや、きっと目に入っていないでしょう(それでもOKなのです!!

こちらは別のセレモニーホール。人、人、人。
 
そして、結婚式に行く時には、日本と同じくご祝儀を準備します。
地域差はあるかもしれませんが、
ウドムサイの街中で行われるときの相場は、1人当たり50,000KIP650)ほど。
(近しい人だと100,000KIPだったり。)
これを、招待状が入っていた封筒に入れて、受付で渡します。
 
ちなみに、ラオスにもご祝儀貧乏現象があるみたいです。
650というと安く感じるかもしれませんが、日本とは平均収入が違いますし、結婚式の回数が多いので、けっこうな生活費がご祝儀に変わっていきます。
私でさえこの回数なので、現地で長く生活しているラオス人は週1くらいで参加している印象です(笑)
 
 
あと、服装ですが、
男性は、Yシャツ(色自由)に、下はスーツ、革靴。ネクタイはあまり締めないですが、ジャケットをかっこよく身につけている人は見かけます。
女性は、スア(シャツ)にシンスカートというラオスの伝統的なコーディネート。当日は、美容室に行って髪をセットしたり、お化粧をしたり、いつも以上にみんな美人になって行きます。
 
大人も子供も、男性も女性も、みんなすごくおしゃれにキメて参加します。
 
特に、若い男女はここで出会いを見つけて、交際することも多いようです。

楽しそう!
 
 
…そして、そんな楽しい結婚式の様子はまた後ほど。


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ご飯は誰かと一緒に

ラオスで生活していると、
人とのface to faceのつながり、また、そういうのを大切にしようというラオスの人々の温かさをよく感じます。
 
日本での家族のような関係が、すごくにも広がってコミュニティを成しています。
日本ではその家族さえも関係が希薄化していることがありますが、ラオスでは一般的に人との付き合いが日本よりも広く深いと感じています。
(もちろん、日本でも絆が強く残っているコミュニティも多くあると思いますが。
 
例えば、家族・親戚はもちろん、仕事仲間、ご近所さん、友達、友達の友達、、、。
もう何でもありで、一緒に楽しく会話し、ビールを共にしています。
 
初めて行くラオス人の家では、果たして誰までが家族なのか分からいということが間々あります。
というよりも、誰の家かよく分からないことさえあるくらい、みんな親密です。
 
 
そして、それは食事の時にも表れます。
 
ラオスの人はよく、
「ご飯はみんなで食べないとおいしくない!!
と言います。
 
それは外国人に対しても同じ姿勢で、よく食事に誘ってくれます。
 
今回も、
フェアの販売ブースにて人で店番をしていたら、隣のブースのお母さんに誘ってもらって、並びのブースの女性たちみんなで食事!!
初対面だったりするのに恋人の斡旋までしてくれます()
 
 
みんなで食べるご飯は、確かにおいしいですね☆
 
 
今後もなるべく多く、ラオスの人たちと一緒においしく食事をしていきたいです。


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プロフィール

HN:
ぽーんさわん
性別:
非公開
自己紹介:
2013年11月よりラオス北部の都市、ウドムサイで生活しています。

言葉もうまく通じず、うまくいくことばかりじゃないけど、ラオスの人々の優しさ、雄大な自然、この身の回りの環境に救われて、楽しくやっています。

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