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ラオス・ウドムサイ及びPMCの一般理論

東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。

   

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【ピーマイ・ラオ】水かけ祭り

このブログでもすでに紹介していますが、
来週414日(月)~16日(水)は、ピーマイ・ラオ(ラオス正月)です。
 
 
日本の新年は、年始回りをし、挨拶を交わして相手と祝い合うことが多いと思います。
 
ラオスでも、お互いの新しい年の無事、平安、幸せなどの祈念を込めて、、、

水をぶっかけ合います!!
 


 
そして、その水かけはすでに街の至る所で始まっていました。
私も昨日はちょっと出かけただけで、洗面器、水鉄砲、バケツ等々で水をかけられ、知らない人々にびしょびしょにさせられました。そして、夜は夜で知人たちとビールを飲みながら、頭以外はもうびしょびしょに、水が滴る状態。
まだ、水かけ前哨戦のはずなので、来週のピーマイ本番が怖いです()
 
 
銀行ATMに張られた掲示。「濡れた状態での使用禁止」「ATM近くでの水かけ禁止」の文字。 ここだけは水かけされない場所みたいです。
 
何でも、水をかけることによって、旧年中の悪い出来事、邪気を払って、身を清める意味があるとか。
 
ただ、なぜ身を清めるのに水鉄砲が必要なのかは分かりません。
そして、なぜ色水を仕込む必要があるのかも分かりません。
 
街中では見ず知らずの人に向かっても水をかけたり、走行中のバイクを止めさせて水をかけたり、軽トラックの荷台に乗った人たちが街中に水をかけて回ったり、
 
もう相手をずぶ濡れにさせて困った様子を見て楽しむことが目的になっている気がしてなりません。
 
ラオ人も「水遊び」と言っていたので、もはやそういうことなのかもしれません。
 
 
まぁ、すごく楽しんでやると、たしかに邪気は吹き飛んでいく気もしますが()
 
 
こういうのを無邪気に楽しめると、お祭りみたいですごく楽しいです。
 
ラオス人も、これぞ「the ラオスの文化」だと言って楽しみにしているピーマイ。
 
 
この様子を写真でもお届けしたかったのですが、水濡れが怖くてカメラは持ち歩けず。
 
 
文化は記録(写真)で残すものじゃなくて、体験するものですよね。
 
文章だけだとやっぱりうまく伝えられないので、みなさんもこの時期にラオスに来てみてはいかがですか?
今年も本番は来週なので、まだ間に合いますよ!


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バーシー(スー・クワン)

バーシーというのは、ラオスの伝統的な宗教的儀式です。
今日は、そのバーシーという儀式を紹介したいと思います。

 
正式には、「バーシー・スー・クワン」というそうですが、一般的にはバーシーと呼ばれることが多いと思います。ちなみに、私の周りでは「スー・クワン」と呼んでいますが。
 
 
バーシーは、結婚や出産、誕生日、新居への引越し、病気や怪我の治癒の祈念、歓迎、馬の餞など、さまざまなライフイベントの時に行われる、ラオスの人々の大事な儀式です。
 


祭壇を囲み、祝詞を唱えたり、みんなで祈ったり。
 
そして、特徴的なもののひとつが、
その儀式の主賓の手首に、白い綿の糸を巻くことです。
 
なお、糸を巻くときには、多幸を祈念する言葉を唱えながら行い、手首に縛っていきます。
 
今回の新年を祝うバーシーに参加した私は、
ご健勝とご多幸を祈念して…、、、
のようなことを、具体例を挙げながら、日本語で唱えていました。
それを職場の人がラオ語に訳して、みんなに伝えてくれました。
※その人は何一つ日本語を理解していませんが、雰囲気で訳しています。
(日本語で言っていると何を言っているかが分からないのが逆に面白いと、職場では最近謎のブームになっており、こういう場面では日本語をしゃべる方がよく求められてしまっています)
 
 
ちなみに糸を巻く理由を、ラオス人に聞いてみました。
私のラオ語レベルでは理解に限界があるので、ニュアンスで書くことを初めに断わっておきます、お許しください。
興味のある方は、ネットや文献で調べてみて、それを私に教えてください()
 
さて、そのバーシーを行う理由ですが、
まず前提にあるのは、人間は、魂(=クワン)を身体の中に宿して生きている、という考えです。
この魂というのは、ひとつのモノではなく、オーラとかスピリチュアルなエネルギーのようなものだと推測しています。
そして、それが身体の外に出てしまうと、人間のエネルギーが弱まってしまう。
→だから糸を巻いて、その魂が身体から出ていかないようにする。
→また、その前にお祈りをすることで、正の魂を身体に入れる。
 
というような感じだと私は理解しました。精霊信仰のようなものだと思います。
(全然違っていたら、申し訳ありません)
 
 
そして、この手首に巻いてもらった糸は、3日間外さないそうです。
 
 
私も新年のバーシーで糸を巻いてもらいました。
 
 
最近は氷水を浴びせられてビショビショにされたり、糸を巻きつけられたりと、それだけ聞くとイジメのような感じがしないでもないですが、ラオス文化を体験させてもらって楽しませてもらっています。


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年末のあいさつに行ったよ。

大丈夫です。
ラオスにいるからって、季節ボケしちゃったわけではありません。
 
 
ラオスには、ラオス正月(ピーマイ・ラオ)というものがあり、
それが来週414日(月)~16日(水)なのです。
 
つまりラオスでは、今は年の瀬。
 
というわけで、昨日、一昨日と、
職場の局長(director)たちの家に行って、新年を祈念するイベントに同道させてもらってきました。
 
 
あいさつがあり、ビールを飲んで宴会のようになるのは、日本と同じ。
 
違うのは、これ。
 
新年を祈念するときに、
祝いの言葉を唱えながら、水に浸した木の葉っぱで、局長とその家族の背中を払います。
 
水は悪いことを払う効果があり、木は日本の神事で使われる榊のようなものだと思います。
 
その場に集まった20人くらいから祝いのあいさつをもらった局長の背中は、それはもうびしょびしょでした。
 
 
それを見てニヤニヤしていたら、次は局長と家族のターン。
 
一人一人を周り、襟首のところから背中に直接水をかけます。
いや、水を流し込むといった方が正確かもしれません()
 
女性だろうが、日本人だろうが関係ありません。
背中はずぶ濡れです。
 
 

途中からなぜか氷水に変わっていて、お互いかけまくり。


 
もうびしょびしょ。

 
でも、みんな楽しそう。
 
 
宴会の様子
 
私も一緒に祝ってもらい、新年も頑張れそうです。


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就業時間

4月に入り、先週1日(火)より就業時間が変わりました。
暑季に入るため、これまでよりも30分早く始業になります。
 
<今週から>
4月-10月) 7:30~11:30、13:30~16:30
<参考>
11月-3月) 8:00~12:00、14:00~17:00
 
 
新しい営業時間
 
30分早く始めて暑い時間を避けるのは分かりますが、午後も30分早めたら一番暑い時間に仕事をすることになってしまって、プラスマイナス0な気がするのは日本人の感覚でしょうか。
そして、今年は涼しいというのもあり、朝はむしろまだカーディガンを羽織っているのですが。
 
…でも、きっと生活していくと、この時間設定に納得する日が来るのでしょう。
 
 * * * * * * * * * * * *
 
と、せっかくなので、今日はラオスの就業時間の特徴を紹介します。
 
ラオスではほとんどの会社で、お昼休みが長く設けられています。
だいたい90分から120分。うちも120分あります。
ちなみに、この間は行政窓口も閉まっているところが多いです。
(うちも行政組織のひとつです。)
一方、銀行窓口は開いていますが、やっぱり郵便局や観光局の窓口もお昼休みに入ります。せっかく時間があっても、そういう手続きに使えないのは残念です。
 
ラオ人スタッフは、このお昼休みの時間に家に帰って食事をとって、お昼寝をしたり、家族との団欒に使ったりしているそうです。また、何かイベントがあるときは、この時間に誰かを招いてパーティーを開くこともあります。
すごく有効的に使っていて、楽しんでいます。
 
私もリフレッシュできて快適ではあるのですが、このライフスタイルに慣れない日本人にとっては、ちょっと時間を持て余してしまうことがあります。
お昼ご飯を取る時間ももったいないと感じていたあの頃は、はるか昔のようです。
 
 
日本に帰ったときには逆カルチャーショックを受けてしまいそうです()


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逆にラオス人から求められた5つのもの

先程、私が欲しい日本のものを書いてみましたが、
逆にラオスの人たちから求められた日本のもの5つを挙げてみます。
 
 
1.日本の写真(家族、観光地、職場、何気ない日常など…。)
Facebook携帯電話などで保存していた写真でも喜んでくれます。
日本の写真では、観光に行ったときくらいしか写真に残していませんでしたが、日本人の日常生活にすごく興味があるようです。
新宿・渋谷、街中の写真、電車、新幹線、レストラン、…。
あと、結婚式や新年などのライフイベントの記念写真などもすごく興味を持ってもらっています。
 
2.わさび
ウドムサイの人は、わさび(チューブのやつ)を好きな人が多いです。しかし、それも手に入るのは中国製。日本のわさびはもっとおいしいというのが、ウドムサイではけっこう定説みたいです。
ウドムサイでわさびを育てたいから、苗を送ってもらえと言われたこともありました。育つのか?いや、そもそも植物の輸入って大丈夫なのだろうか
 
3.海苔
ウドムサイでは川海苔が作られていて、それに誇りを持っている人が多いです。確かにすごくおいしい。ごま油で焼いて、ちょっと塩っ気があって、カオニャオ(もち米)やビアラオともよく合います。韓国海苔に近いかもしれません。
そこで、日本のものも食べてみて、味比べをしたいと言われました。
 
4.カップラーメン
私の職場の人はよく朝食にもカップラーメンを食べています。主に、タイか中国製。
そこで、これも日本のものも食べてみたいと言われています。こちらで手に入るものは、酸っぱいか麻(マー)系の辛いかなので、味噌や豚骨系などは口に合うかは分かりませんが。
日本にいる時はあまり食べなかったのですが、私も日本のものが食べたくなるときがあります。
 
5.その他、日本の伝統的な食べ物
納豆、味噌汁。
これらは、日本人は普段どういうのを食べるんだと聞かれた結果、思わず私が回答してしまったものです。
味の説明ができなかったので、作ってくれと言われました。
 

これらは、私の身の回りのラオス人に限ったものかもしれませんが、上のような声はけっこう多いです。
 
 
モノが欲しいというよりも、ラオスと日本の違いに興味があるという感じでうれしく感じています。
 
 
私も、日本とラオスの違いを楽しんでいきたいです。


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プロフィール

HN:
ぽーんさわん
性別:
非公開
自己紹介:
2013年11月よりラオス北部の都市、ウドムサイで生活しています。

言葉もうまく通じず、うまくいくことばかりじゃないけど、ラオスの人々の優しさ、雄大な自然、この身の回りの環境に救われて、楽しくやっています。

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