東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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現在、配属先で参加しているLao Handicraft Festivalというイベント。
そこに出展しているハンディクラフトの代表として、配属先PMCが新聞で紹介してもらえました。
ハンディクラフトの説明と共に、「PMC」の名前もしっかり掲載してもらえ、いい宣伝になっています。
今回に限っては、本当にプレスリリースなどはしておらず、いきなり記事になっていたのでびっくりしました。
ただ、記事を見る限り、展示会出展にあたり製品説明の資料の準備をしっかりしておいたのが奏功したようです。
地味な努力も報われるものですね。
トラブルで展示会の会場に着くのが夜になるかもと言われた先日の日曜日。
結局、ビエンチャンには来ませんでした。
なんでも、車の故障で引き返したとか。
ということで、本来届くべき荷物がけっこう届かないとか(゚Д゚)ノ
情報は事実なのか、どの程度の根拠のある予測なのか、希望的観測なのかを整理することも大事だな、と改めて感じました。
しかし、幸いなことに、
バス移動で来るスタッフがおり、その人たちと共にバスで来る荷物もあったので、商品が全くないという状況は避けることができました。
というわけで、会場準備では、
何がなくて、何があるのかという、現状の整理から始まりました。
赴任して約1年。赴任当初を思い出しました。
結局、届いていなかったのは、3割くらいの商品と、什器・備品の全て。
事前に準備していたもののほぼすべてがパーになったので、内心はかなりのショックでしたが、過去のことにとらわれていてもしょうがないのですべて準備し直しました。
せっかく事前に考えていたレイアウトもその場での間に合わせとなりましたが、スタッフとの協力でなんとかなったかと思っています。
営業用に常に持ち歩いていた商品説明も役に立って良かったです。
おかげさまで、多くの方に興味を持ってもらえたようで、忙しいままに展示会初日を終えることができました。
ご来場いただいた方、心配いただいた方、応援のメッセージをいただいた方、みなさんありがとございます。
すでにこのブログでも紹介させていただいているラオス・ハンディクラフトフェスティバルという展示会。
明日より開催されるので本来であれば、本日から会場準備をする予定でした。
私は別件で先にビエンチャン(開催地)に来ていたのですが、
朝食中、スタッフから来電あり。
「トラブルで、ビエンチャンに着くのは夜になるかも」と。
なるほど。
まぁ、こういうことはよくありますよね、きっと。
ちょっとショックでしたが、まぁ騒いだところでしょうがないので、
今できることを整理して、現状のベストを尽くしたいと思います。
もう起きちゃったことは、未来のいかなる行動でも取り戻せません。
そんな過去のことにとらわれず、現状でのパフォーマンスの最大化を図らないといけません。
一番、不安なのは、スタッフがそのトラブルでバタバタして、必要なものを忘れているケースです。
それさえなければ、なんとかなるので、あとはスタッフを信じ、自分たちの現在のベストを尽くしましょう。
想定外のことが多い、この協力隊活動。
以前、このブログでも紹介しましたが、
来週からLao handicraft festival 2014が始まります。
イベント名:Lao handicraft festival (ງານມະຫາກຳສີມືຫັດຖະກຳລາວ)
日程 :2014年10月13日(月)~19日(日)
時間 :09:00~21:30 (10:00~20:00くらいが間違いないです)
場所 :Lao-ITECC (in ビエンチャン)
入場料:無料
配属先にとっては、1年で最も大きなイベントです。
準備はドタバタでしたが、製品はなんとか間に合ったようなので、イベントが楽しみです。
長くなったので、1年のまとめは2部作でお送りしています。
活動紹介をした前編はこちら⇒この1年間の活動を振り返ってみた -画像で見る活動事例編-
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<この1年の活動の所感>
・前編の活動記録だけ見ると、まだ内的な活動ばかりで、あんまり大したことはやっていないですね(笑)。
しかし、赴任当初のスタート時点は、ごみと在庫を分別するところから始まりました。それを踏まえると、感慨深いですね。ごみが商品に混じっているのではなく、商品がごみの中に混じっているような状態でした。引き継がれた机の中も、全く整理できていなくてぐちゃぐちゃで、そこからかー、と思った記憶があります。今となっては、なつかしいです(笑)もうやるのは嫌ですが。
そして、語学力も乏しい中、ほぼ0から情報を集め、現況分析&戦略を策定しました。その期間は、およそ4カ月。今でも、ここが一番大事だったと思っています。ここがしっかりしていれば、その後の行動で揺らぐことは少なくなります。また、4ヵ月という期間ですが、活動期間が2年ということを踏まえ、それくらいのスピード感は意識して進めていました。協力隊の活動期間は2年ということで、2年間を活動計画に費やせると考えている人もいるかもしれませんが、それは間違いだと思います。2年丸々を計画&活動に充てていたら、定着化はできません。せいぜい、目の前に起き続けている問題に、それぞれ個別に対処し続けるくらいでしょう。まして、成果までを求めようとしたら、もっと早くにアクションを終えていなければなりません。もし、創業企業や業況回復を図ろうとする企業を見る機会があれば、たった2年間で成果を出すことの大変さが分かると思います。
ですので、この戦略立案のところは、特に力を入れてやったつもりです。あとは、それに乗っかり、活動を進めていくだけです。振り返ってみてもやはり、活動の大半は、戦略を決定した最初の4カ月で決した印象があります。まだ途中ですが(笑)
ちなみに今回のまとめは、どんな活動をしたのかという過程のみを書いています。しかし、2年を終えた後の活動まとめは、定量的な成果を書く予定です。
・途上国で実際に働いてみての印象ですが、ラオスも日本もあんまり小‐中規模の企業・組織が抱える問題は変わらないということを感じました。もちろん、細かいところを挙げたらいくつも違いはあります。しかし、程度の差はあるものの、問題の本質は共通するものを見ることができました。
たとえば、経営に必須だと思われる概念を知らない、という問題です。よく途上国ばかりがその指摘を受けますが、日本の事業者も専門の知識習得をしていない、理解していないことは多くあります。逆に、それを補うのが私たちの仕事なのです。
また、ヒト・モノ・カネがない、という問題が、途上国でよく挙げられます。程度の違いはありますが、これも日本の事業者もすべて持っているわけではありません。しかし、日本の事業者に学ばせてもらったのは、その限られた資源をいかにうまく使って、成果を残していくかということの大切さです。また、それこそが、経営者に求められる資質であり、責任であるということです。経営を導く上では、限られてある資源をいかに使い、有効な戦略が取ることができるのかが問われるのです。
そして、結局のところ、今の状況がうまくいっていないならば、それは現況をうまくマネジメントできない自分の能力に責任があると捉えるべきなのです。自分自身もまだまだ勉強させてもらっています(笑)
ただ、このあたりに関しては、いくつもの中小企業を見てきた日本の経験が活きたかな、と感じています。
・最後に…
帰国時に、この2年間の自分への成長・影響、得られた経験が、より多く語れるように今後も活動をがんばっていきます。そして、健康・安全についての意識を改めて高め、任期を全うしたいと思います。
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文字だけとなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ブログもこんなに続くとは思っていませんでした。
今後も、ブログに書けるような活動もいろいろやっていくつもりです。
少なくとも、頭は常に働かせて、日々の活動と向き合っていこうと思います。
今後ともお付き合いの程、よろしくお願いいたします。