東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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日本では、先週末が官庁御用納め。
知り合いのラオス人からも、新年もよろしく電話が届くようになってきました。
そして、飲みに行こうよのお誘いも多くいただくようになりました。
しかし、ラオスでは31日まで仕事があります。
そして、私は今週にけっこうto doを設定してあります。
と言っても、やはり31日は余裕日なので、明日・明後日が勝負です!!
日本で勤務していた時には、年末になってバタバタしているのは計画性がないからだと思っていましたが、今年はあえてそのto doをここまで設定しないとなりませんでした。
これについては、ラオス人の風習から考えるとそぐわないかもしれませんが、自分の性格上、しょうがない。
これも来年以降も配属先の活動がうまくいくためのもの。
周囲を言い訳にして、仕事を放棄するわけにはいきません。
明日どれだけ話を進められるかで、実質、今後の話が変わってくるので、明日は勝負の一日。
無事に仕事を終え、身も心もすっきりして新しい年を迎えたいですね。
今年は私の方から配属先上司にプレゼントを渡せました。
プレゼントは、
…「1年レポート」と「業務マニュアル」。
「1年レポート」は、
現況分析と、この1年間何をやって、次の1年に何をすべきかを書いたもの。
こちらは、A4用紙9ページ(画像や表あり)で月並なもの。
※JICA事務所への12カ月レポートは期限内に提出しており、今回は配属先に対するものです。
一方、「業務マニュアル」は、
同業種(製造小売・卸売業)の運営管理の知識を、配属先に即して簡単にまとめたもの。
こちらの方はけっこう自信作です。
写真やイラストを中心にして内容はすごく噛み砕いていますが、同業種の経営判断をする際のおおよその事項(定量分析を除き)は押さえられたと勝手に思っています。
これを定着化させるのが次の1年の目標ですが、自分がいなくなっても運営管理のエッセンスは振り返られるようにしたつもりです。
A4用紙39ページ。
※帰国前には、ちゃんと製本をしようと思います。
業務マニュアル(兼 引継書)を作り、後任隊員への引継ぎデータもまとめたので、帰国準備も整いましたが、それはあくまでもこっち(JOCV)の都合。
上記の定着化&配属先に成果を残すことは、残りの任期でしっかりとやっていきたいと思います。
特に人材マネジメントについては、まだ大きな課題を残しているので、自分の能力・スキルも高めていかなければなりません。
任期も残り〇カ月とカウントダウンするようになってきましたが、引き続き配属先と向き合って活動を進めていきたいと思います。
ではみなさん、メリークリスマス!!
良い夜を☆★
今までの頻度からするとブログの更新が久しぶりとなりました。
別に身体や精神を病んでいたというわけではありませんので、ご安心ください(笑)
いろいろな行事やタスクが重なっていて、手が届きませんでした。
やはり肉体的・精神的・時間的余裕がないとダメですね。
* * * * * * * * * * * * * * * *
仕事を振った後、多少、猶予を与えて見守るスタイルにしていた人材指導。
それなりの覚悟をして、いろいろ試してみながら動いてくれるのをじっくりと待っていました。
まぁ私自身、まだまだ寛容する力は足りていないのですが、
今回は先に、別のラオス人スタッフの方が我慢の限界を迎えてしまったようです。
ちなみに今日怒ったそのスタッフは、対象スタッフよりも年下。
年下のスタッフが、年長者にそういう感情を出すのは、ラオスではまずあり得ません。
今回も直接的に文句を言ったわけではなく、私の元に相談に来てくれました。
ただ、本当にこういうことは珍しいと思います。
若いスタッフが問題を共有していることと、私に相談してきてくれたことはうれしいのですが、
この子にそこまでのストレスをかけていたことに自己反省しました。
見守るときにはその仕事に対して責任を負おうと覚悟していたのですが、
他のスタッフにまでは目が及んでいなかったようです。
そこまでカバーができていなくて、自分の未熟さを痛感しました。
もっと視野を広く持たないと。。
組織は人と人との関わりの中で動いていくもの。
立場上、一個人の人材マネジメントをしているのではなく、組織のマネジメントをしているのだということを忘れてはいけませんね。
そんな基本的なことを思い出させてもらった一日でした。
…久しぶりのブログ&クリスマス・イブだというのに、マイナス色が出ていてすみません(笑)
次回はポジティブな記事を目指します。
ラオスの国体が、今月より私の任地ウドムサイで開催されます。
ラオス国体は3年に1度開催され、開催県は各県の持ち回りになります。
ラオスは18県(今年サイソンブン県が追加)あるので、ウドムサイでは54年に1度のビッグイベントです!
そのため、新しいスタジアムを完成させたり、道路を整備したり、街中を装飾したり、街を挙げての祭典です。
なんでも、選手だけでも25種目約7,000人が集まるようで、これを商機に街でもスポーツウェアを販売したり、屋台を出したりする人が増えてきました。
私の配属先でも、この国体に合わせて開催されるマーケットフェアの出展の準備を進めてきました。
しかし、その会場と日程が、変わる変わる。。。
場所はどんどん国体のメイン会場から離れ、本日から開催予定だったのにまだ始まらず。
すごく宣伝がしにくい状況(苦笑)
おかげで、事務仕事に仕事をシフトし、
年内をノルマにしていたPMC経営ノウハウ集(兼 私の業務引継書)が完成してしまいました。
帰国までもう残り10ヵ月弱・・・。
日々、想定外のことは起こりますが、
自分の手に委ねられている活動については、計画通りに進捗しているようです。
もちろん自分の活動計画もまだまだ何が起こるか分かりませんが、帰国までには必要なものの定着化は完了させるつもりです。
後任で入られる方の地盤を固め、新たなことが取り組める環境を作って、帰国の日を迎えたいですね。
※最後にウドムサイ国体のyoutubeの動画紹介
私が仕事を進める上で心がけていることは、
「すべての結果・責任は、自分の能力不足による」という意識です。
日本での仕事もそうですが、
協力隊の活動でもなかなか自分の思い通りに事が進まず、ついつい誰かに(何かに)腹を立ててしまう時があります。
しかし、他人の仕事を否定するほど、私は完璧な人間ではありません。
さらに、もっとマネジメントに長けた人なら、きっとこの状況をもマネジメントできてしまうかもしれません。
そこで、相手を否定する前に、自分の責任を考えるようにしています。
正直、問題の根因は相手のせいとしか考えられない時もあります。しかし、否定してしまっても、もっと別のやり方でうまく導けなかったのか、もっと完全な人だったらうまくやっていたんじゃないか、と自己反省するようにしています。
他人に責任を押し付けているだけでは、事態は変わりませんし、将来、同じ事態を招いてしまうと思います。
私にはまだまだ思い通りにならないことも多いですが、それは自分の能力不足が原因。
次回、同じ状況に遭遇した時には、そんな事態もうまくコントロールできるように、自分の能力を磨かなければなりません。
その意識の背景には、「どんな状況でも何とかしてみせてこそ、プロの仕事」という考えがあります。協力隊で「プロ意識」なんて語ると笑われると思いますが、少なくとも私は、日本で働いていた頃からその意識は持って、仕事をしています。
「むしろ、そんな状況だからこそ、プロとしての腕の見せ所」と思うと、私は、問題に対して前向きに取り組めるようにもなります。
僭越ながら、協力隊活動でつまずく人の多くは、このような物事をマネジメントするという意識が足りない人だと思っています。たとえば、同じ職場でも、プレイヤーとしての業務と、マネージャーとしての業務は異なります。
協力隊の平均年齢は27~28歳と聞いたことがあります。その年齢層を考えると当然ですが、現場のマネージャー経験のある方は少ないと思います。しかし、協力隊の活動では、組織を変えようと息巻いて配属先と付き合います。日本での現場でのプレイヤーとしての経験はあり、そこでのスキルに自信がある方だと、ここで組織マネジメント力が要求され、自身の思いとスキルにギャップが生じてしまうのです。専門職の方だと、特に起こりやすい事象の気がしています。
確かに世の中には、如何ともし難いケースというのがあるというのも承知しています。しかし、苦労している協力隊の数よりかは少ないと思っています。
恵まれた職場環境にいる私が言うのは、少し反発があるかもしれませんが。
少なくとも、そんな環境にいる私だからこそ、外部を言い訳にするのではなく、自己の責任を感じ、その克服に努めていきたいと思っています。
また、自分の能力不足に気づくと、他者の否定がなくなるので、活動も円滑に進めやすくなると思います。仕事だけでなく、自分の感情もマネジメントできるのかもしれません。