東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
私が仕事を進める上で心がけていることは、
「すべての結果・責任は、自分の能力不足による」という意識です。
日本での仕事もそうですが、
協力隊の活動でもなかなか自分の思い通りに事が進まず、ついつい誰かに(何かに)腹を立ててしまう時があります。
しかし、他人の仕事を否定するほど、私は完璧な人間ではありません。
さらに、もっとマネジメントに長けた人なら、きっとこの状況をもマネジメントできてしまうかもしれません。
そこで、相手を否定する前に、自分の責任を考えるようにしています。
正直、問題の根因は相手のせいとしか考えられない時もあります。しかし、否定してしまっても、もっと別のやり方でうまく導けなかったのか、もっと完全な人だったらうまくやっていたんじゃないか、と自己反省するようにしています。
他人に責任を押し付けているだけでは、事態は変わりませんし、将来、同じ事態を招いてしまうと思います。
私にはまだまだ思い通りにならないことも多いですが、それは自分の能力不足が原因。
次回、同じ状況に遭遇した時には、そんな事態もうまくコントロールできるように、自分の能力を磨かなければなりません。
その意識の背景には、「どんな状況でも何とかしてみせてこそ、プロの仕事」という考えがあります。協力隊で「プロ意識」なんて語ると笑われると思いますが、少なくとも私は、日本で働いていた頃からその意識は持って、仕事をしています。
「むしろ、そんな状況だからこそ、プロとしての腕の見せ所」と思うと、私は、問題に対して前向きに取り組めるようにもなります。
僭越ながら、協力隊活動でつまずく人の多くは、このような物事をマネジメントするという意識が足りない人だと思っています。たとえば、同じ職場でも、プレイヤーとしての業務と、マネージャーとしての業務は異なります。
協力隊の平均年齢は27~28歳と聞いたことがあります。その年齢層を考えると当然ですが、現場のマネージャー経験のある方は少ないと思います。しかし、協力隊の活動では、組織を変えようと息巻いて配属先と付き合います。日本での現場でのプレイヤーとしての経験はあり、そこでのスキルに自信がある方だと、ここで組織マネジメント力が要求され、自身の思いとスキルにギャップが生じてしまうのです。専門職の方だと、特に起こりやすい事象の気がしています。
確かに世の中には、如何ともし難いケースというのがあるというのも承知しています。しかし、苦労している協力隊の数よりかは少ないと思っています。
恵まれた職場環境にいる私が言うのは、少し反発があるかもしれませんが。
少なくとも、そんな環境にいる私だからこそ、外部を言い訳にするのではなく、自己の責任を感じ、その克服に努めていきたいと思っています。
また、自分の能力不足に気づくと、他者の否定がなくなるので、活動も円滑に進めやすくなると思います。仕事だけでなく、自分の感情もマネジメントできるのかもしれません。
COMMENT