東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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よく開発途上国で聞く言葉に、「援助慣れ」という言葉があります。
これまで気づかなかった、いや気づこうとしていなかったのですが、自分の身の回りにも確かに存在しているようです。
援助慣れを自分なりにまとめてみると、
① 支援を受けていることをそれがさも当然のようになってしまい、受け身の姿勢になってしまう。
② どうせ誰かがやってくれるから、その誰かに任せてしまう。
③ いつかは自立しなければと思いつつも、それが到来するのはまだ当分先なのが分かっているので、自立に向けてなかなか動き出せない。
そんな問題。
危機感の欠如、問題解決に対する当事者意識の欠如に起因していると、私は分析しています。
ただ思うのは、
被援助者も、よく批判されるように必ずしも自立しようという意識がないわけではない、ということです。
本当はこのまま援助を受け続けるのは申し訳ないと思っていたりもするのです。
来月からは一人でよろしく、などと言われたら、危機感を抱き、取り組む気がします。
また、その意味では、援助する側も、被援助者を千尋の谷に突き落とすくらいの「覚悟」が必要なのかもしれません。じれったく、かわいそうという思いもあるかもしれませんが、そういう気持ちを押さえ、見守る「覚悟」が時には求められるのではないでしょうか。
と、日々ラオス人に日常生活の援助を受け続けて、援助慣れを起こしつつある私は思っているわけです。
本当に、申し訳ないし、自立しなきゃってね。
以下、ご馳走になっている時の食卓。
そろそろ恩を返さなければ…。
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