東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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ラオス人というか、うちのスタッフが持っている仕事の「期限」に対する姿勢。
1.一応期限が設定されている場合
期限は目安程度に考えており、期限日を迎えてからやり始めるなんてこともあります。
⇒やや期限を超えることを想定し、それを見越して仕事を振る必要あり。
2.期限が設定されていない場合
いつまでもやらなくても大丈夫という解釈に変わり、いつまでもやらずに放置し、本当に終わりを迎えないことがあります。
⇒期限は設定して仕事を振る必要あり。
3.期限が長すぎる場合
まだやらなくても大丈夫だと考え、あとでやろうと放置し、そのまま忘れてしまうことがあります。
⇒適度なタイミングで仕事の始める日を指定する必要あり。
基本的には、時間におおらかに生活しているんですよね。
それらを踏まえて、今回。
ある仕事について、余裕を持ってピーマイ(来週迎えるラオス新年)後くらいにやってくれたらいいよ、と伝えてみました。
すると、
スタッフ
「こういうのは早くしないとダメ!!」
・・・分かってんじゃん。
他の仕事でも同じように考えてくれること&実際にそうやってくれることを期待します。
私は、基本的には自分で完結する仕事に対しては、かなり寛容に期限を見ています。
ただ、配属先のPMCは卸売もやっており、お客さんを相手にした商売です。
そのため、そういった他の誰か(特に、外部の人)に影響が及ぶ仕事については、期限をしっかりと管理するように配属先スタッフには伝えてきました。
まだまだ自分の至らなさで管理しきれておらず、本当にお客さんに迷惑をかけてしまったこともあります。ただ、今回のようにスタッフが期限を意識することを習慣化させてくれれば、段々とそれも改善されていくでしょう。
おそらく、ラオス人スタッフの今までの生活は、
周りの人たちと実際に顔を合わせての生活だったのだと思います。
つまり、知っている人の中での生活。
商売も、対面販売が基本です。
そのため、
外部との関わりのすべてが自分の知っている相手であり、お互いの多少の不備も融通を利かせることができていた(融通が利いてしまっていた)のだと思います。
しかし、ビジネスをやろうとすれば、最終顧客は顔を合わせることも連絡先も知らない人になることもあります。
そういう人たちとっては、そんな融通もこっちの都合も興味ありません。
ラオス人のおおらかな生活も好きですが、仕事の場面ではそういった違いを理解し、ビジネス感覚を育てなければならないと思っています。
時間(納期)も、商品(品質、価格)と同様に、大切なビジネスの価値になりえますからね。
私利と他利が交雑する中、それを頭の理解だけでなく、行動に変えてもらうのは非常に難しいですが、うまく私利に結び付けるなりして、PMCがお客さんといい関係を築けるようにしていきたいです。
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