先週開催された特産品フェアを振り返っています。
そして、それを題材に配属先へのミニプレゼン(ちょっと考えてもらう程度のもの)をやりました。
そのテーマは、「問題の再定義」です。
これは、その問題の問題点について、当初とは別の可能性を探り、アプローチを検討する方法です。
問題点は改めて違った角度から見直してみることで、別の解決策が見つかることがあります。
そして、そういったものの方が問題の本質をとらえていたり、革新的な対処法を生んだりすることがあるのです。
たとえば、
今回私が直面した問題のひとつが、値札タグが貼られていないという問題です。
これに対して、「タグを貼ったほうがいいよ」と言うのは簡単です。
これは、タグを付けないという問題自体を、そのまま問題視しているパターンです。
しかし、その「理由」を考察して問題を見直してみることで、異なったアプローチを図ることができるかもしれません。
想定されるのは、
①値札タグの存在を忘れている→上記指導でOK。
②付けるのが面倒くさい→スタッフ教育の問題→指導方法の検討。
→タグに欠陥がある →タグの改善。
→タグに頼らない代替案の検討。
③付けない方がいいと思っている→タグに頼らない代替案の検討。
④プリンターが壊れていてタグが印刷できない→予算管理の改善。
→備品管理の改善。
→プリンターに頼らない代替案の検討。
⑤…などなど。
このようにいろいろな事態が想定され、その理由によって取るべき行動も変わってきます。
個人的には②の事態が、はっきり言ってどちらに問題があるのか分かりにくいから難しいですね。
まぁ、面倒くさいからやらないという選択肢はないですが(苦笑)
とにかく、いろいろな理由が想定され、その答えによっていろいろな解決策のアプローチが取れると思います。
特に、「代替案の検討」と書いたものについては、当初勝手に想定したとは全く違う解決策になる可能性を秘めています。
また、問題の再定義を意識することで、問題がもっと単純になり、もっと効果的な解決策が見つかるかもしれないのです。
通常、人は無意識に解決までの自分のアプローチを持ってしまいます。
無意識に取るその自分の考えに囚われず、それらの理由にまで言及するのは難しいことです。
しかし、
問題の本質が何なのか、それを検討することでもっと根本的な改善策が見つかるかもしれません。
私も、仕事に追われると視野が狭く、ひとつのことしか考えられなくなってしまうことがあります。
けれども、常に柔軟に、広い視野でものごとをとらえられるように意識していきたいです。
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