東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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前回、企業はヒト、モノ、カネと書きましたが、
それらが最初からすべて揃っている企業はなかなかないと思います。
そこで、大切なのは自社資源の現状を把握し、それらをいかに動かすかという「How」の部分だと私は考えています。
つまり、今あるヒト、モノ、カネという3つの要素を、いかに動かして会社の戦略を立てていくかが重要なのです。
創業希望者の方や経営改善を目指す方の話をうかがっている際、商品そのものについての話は必ず話題に上がります。
しかし、それをどのような方法でお客さんに売っていくのか、どのような手法で販売先を確保していくのかという話は、耳にすることが少なかったりします。
そこまで考えていると、事業の将来が見えやすくなってきます。
また、その中で大切なことが、
ヒト・モノ・カネの何かが欠けていても、それをアイディアで補っているということです。
そういった意味で、現状把握を活かした「How」の思考が、経営戦略には大切になってくるでしょう。
私は企業の評価をする際には、儲かる「仕組み」ができているかどうかをチェックしています。
その仕組みが、「How」によるヒト・モノ・カネの経営資源の活用なのです。
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PMCを例にとってざっくり考えてみると、
<ヒト>
・スタッフを適材適所に配置。あるスタッフへは仕事委託、あるスタッフへは仕事の徹底管理・マネジメント。効率的な人材配置のために、PMCでは近い将来、担当職務の配置替えを行うかもしれません。
・取引先とのビジネス深耕(いかにビジネスパートナーになっていただけるか)。
・マネージャーの人脈を活かした販路開拓。
<モノ>
・専門家は惹きつけるが、マイナーな素材⇒十分な製品説明を準備。
・途上国のお土産品としては高い価格⇒納得できる価値を提供。
・(市場にて)ラオス国内=スタッフが対面販売を行っている店舗を中心に提案営業。
・(市場にて)ラオス国外=リードタイムを受け入れてもらえる業者。ただ、PMCスタッフ自身にもっと徹底的な品質改善の意識が必要。
・視認性は悪い立地であるものの、小売店舗があるのはありがたい⇒それを補うための広告・宣伝活動。
<カネ>
・限りある資源をどの活動に分配するのか(絞りと集中)。
・使わないで貯め込むだけが善ではなく、必要な時には投資を検討する。
大切な事業アイディアなので、核心は書けませんが、以上のようなイメージです。
そして、その中では、
「ヒト・モノ・カネが十分でなくても、アイディアで頑張りましょう」なんていう、まさに協力隊の鑑のようなことが一番言いたかったりします。
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