東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
帰国=この2年間、親しくさせてもらってきたお母さんたちともお別れ。
そこで、先週からあいさつ回りを実施中です。
この1週間のバイクでの走行距離は約480km。
山道なので、もうお尻が痛くなっています。
でも、この2年間本当に忘れがたい思い出をもらったので、
どうしてもあいさつに行っておきたく、
あまり好きではないバイクに跨って行ってきました。
そこで、特に関係が深かった2つの村での思い出を、
自慢がてら、紹介したいと思います。
村に行くまでの道の関係で、雨季の間は行きにくくなってしまう村。
久しぶりの訪問となりました。
あいさつを言いに行っただけなのですが、
ありがたいことに、お母さんたちがラオスの伝統的な儀式「マッド・ケーン」をやってくれると言ってくれました。
このマッド・ケーンというのは、
一般には「バーシー」と呼ばれているもので、
人生の節目の際や、何かしらの際に、手首に糸を巻く儀式です。
通常、ただの糸を巻くだけなのですが
今回は、お母さんたち自ら手首に巻く糸を編みこんでくれました。
そして、
このせいで泊まりになってしまったけど、それもいい思い出です。
また、赤いシャツを着ているセーンは本当にお母さんみたいな存在で、この時はこんなに楽しそうにしてくれているのに、私とのお別れに泣いてくれました。
そんなことされたら、私ももらい泣きしてしまうよ・・・。
最後には、そんな気は全くないのに、またお土産をもらい過ぎてしまいました。
お母さんたちの気持ちがうれしいです。
街から18kmと比較的近い距離にあり、展示会などを手伝ってもらうことも多い村です。
そして、染色を教えてくれたお母さんがいる村でもあります。
この村でも、バーシーを企画してやってくれました。
バーシーに使う、写真中央のパー・クワンと呼ばれる飾り(捧げもの)。
これを自分たちの手で作ってくれました。
私が手伝えるのは、バナナの葉を拭いてきれいにすることくらい。
みんなありがとう!!
そして、この村でも、「日本で使ってね!!」とお土産をまたもらってしまいました。
何か気の利いたお礼ができたら良かったのですが、
私にできるのは、収穫したトウモロコシの皮剥きのお手伝いくらい。
最後にお母さんと一緒にトウモロコシの皮をずっと剥いてきました。
ただ形式的にバーシーをやるのではなく、
想いを込めて準備から手づくりでやってくれたお母さんたち。
お別れとかでも割とドライにするタイプの私なのに、なんだかしみじみとしてしまいます。
本当に別れが寂しいですし、本当にまた遊びに来たいと思います。
以前のブログ記事で3日間は糸を結んだままにしておくと書いておきながら、
本当は即日で切ってしまうことも多いバーシーの糸。
でも、この2つの村でのバーシーで巻いてもらった糸は切れないよー!!
COMMENT