東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。
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内容そのものがいくら素晴らしくても、見た目によってその内容の活殺が決まることがあります。
現在、私の配属先はプリンターが壊れていて、この7カ月間ほど白黒印刷しかできません。
ですので、レポートや広告もすべて白黒での印刷になってしまいます。
文字だけのレポートなら問題ないのですが、写真や図を使っていると、少し安っぽい感じになってしまうのです。
しかし、先のビエンチャン滞在できれいなカラー印刷にしてみました。そして、留め具もホチキスではなく、専用の道具を使って、軽く製本化。
それを今日配属先のスタッフに見せてみました。すると、予想以上にすごく興味を持ってくれました。
白黒印刷のものとは明らかにテンションが違う(笑)
すぐにでも導入しよう!!、という勢いで受け入れてくれました。
正直、そこまで打算はなかったのですが、
配属先スタッフのリアクションに、見た目の重要性を痛感しました。
たとえ内容は同じでも、感じ方が異なることがあるのです。
外見を変えるだけで印象が変わってしまうなら、ちょっとした手間程度なら手間暇かけた方が絶対に良いです。逆にぐちゃぐちゃっとして相手に渡せば、見たくないという気持ちを呼び起こしかねません。
特に、協力隊の現場などではせっかく作ったレポートも、読まれずにそのまま廃棄されてしまうことも多いと聞きます。現場によってレベルは様々かと思いますが、捨てるのを躊躇わせるような見た目にしてみるというのも一つの解決手段になるかもしれません。
しばらくブログを書いていませんでしたが、7月2日(水)~7月12日(土)の日程で首都に行っていました。そして、昨日無事に任地に戻ってくることができました。
任地には取引先となる小売店がないので、
首都での滞在は、貴重なお客さんとの接触の機会となりました。
赴任してから首都に来るのは、今回で2度目。
前回は1月末に来ましたが、
その時はまだ準備ができておらず、全く活動できませんでした。
それに比べて、今回はうまく時間を使いながら効果的に活動ができました。
前回との違いは、
「ツールの用意」と「事前準備」。
自分の活動は、ほとんど何も残されていないところから始まったのですが、今回の訪問までに下準備を完了させられたのが大きかったです。
ツールについて具体的に何を準備したのかは、次の機会に書きますが、お客さんに会って、PMCのことを伝えられるようなものを準備しておきました。
…むしろ今までは、どうやって営業していたかは謎です(苦笑)
お客さんの貴重な時間を使って、お客さんに労をかけるようなことがないように意識しています。
また、事前準備については、当たり前のことですが、インターネットを中心に得られる情報は集めておきました。
会った時に何も知らないのでは、お客さんからしたら「本当に自分たちと接触を望んでいるのか?」という印象になってしまいます。逆に、相手の期待以上に情報を持っていると、好印象になることが多いです。
そもそも、どこが取引先かも分からないまま活動が始まったのですが、配属先スタッフや多方面の方とのやり取りの中で、少しずつ情報を集められました。自分は今回の訪問を含め、しっかりと情報を蓄積させ、配属先や後任に引き継いでいきたいです。
ざっくり言うと、以上のような準備でいろいろな人と会うことができ、いろいろな話を教えてもらうことができました。
既存商品へのリアクト(売れ筋傾向)、製品開発への要望、組織体制への意見・要望等、やはりお客さんから直接教えてもらわないと分からないことが多くありました。
これまでもなるべく客観的な視点でも配属先を見ようとしてきましたが、なんだかんだで見えていなかった部分に多く気づかされました。
多くの人の協力があった今回の訪問。
今のところわりと手ごたえを感じていますが、手ごたえを「成果」に結びつけられように配属先の活動に還元していきたいです。
しかし、任地に戻ると同時に、ラオ人の友達の家でシンダート(焼肉)とビール。
最近、いろいろなことが動いてきました。
もちろん自分が動き出したからというのもありますが、それだけではない気がします。特に何もないところから始まった活動ですが、今はさまざまな人との縁で動いています。
ブログには書きませんでしたが、
webサイトの取材や、JICA関連の雑誌の取材、新しいビジネス・プロジェクトパートナーの紹介など、多くの方のご厚意を受け、活動の幅が広がりそうです。
7月には2週間ほど任地を離れることになってしまいますが、
皆様のご厚意を無駄にしないためにも、任地にいなくてもできることはしっかりとやっていきたいです。
何もしなくても一日一日は過ぎていきます。
しかし、確実に自分の残りの任期は一日一日少なくなっていきます。
最近、上司より特命を賜りました。
その内容としては、
30代のミドルスタッフの人材指導をしてほしい、というもの。
この上司は、評価した人間にしか仕事を任せないきらいのある人なので、
これまでの仕事で評価と信頼を勝ち得たと、勝手にプラスに解釈しています。
これは、単純にうれしいですね。
しかし、いざ人材マネジメントに取りかかろうとした時に障壁となるのが、ラオスでの「ボランティア」という存在。
ラオス語でも「ボランティア」という言葉はあるのですが、普段私たちが使う意味とは完全に同義ではありません。
ラオスでは、見習いで仕事に就く若いスタッフのことを「ボランティア」と言います。
ですので、「ボランティア」と言うと、未熟な人材、仕事見習い、というイメージが付いて回ります。
そのため、私の指導対象となったミドルスタッフからすると、
「ボランティア」、しかも自分より年下の人間には、優位性を保とうとする意識が当然に生まれるわけです。
しかも、プライドは高いので、おそらくその傾向はなおさら強いと思います。
なかなか厄介です。
しかし、よくよく考えると、別に日本でも日々同じような経験はしてきたことを思い出し、少し気がラクになりました。
要は、自分の発言に説得力と合理性を纏わせることができるかだと思います。
あえて上から目線になる必要もないと思いますが、
実際未熟ながらも(笑)、まずは自分の今までの知識と経験を信じ、この任務に当たっていきたいです。
普段その物事にずっと接していると、なかなかその変化に気づきにくいことがあります。
そのため、何かのタイミングで過去と比較してみると、意外にも変化がすでに起きていることに気づかされるのです。
そういった意味で、定期的に現在の状況と過去を振り返ってみるというのはいいことかもしれません。
今日、私にもその変化に気づくタイミングが訪れました。
ウドムサイに来て約8カ月。
日々、緩やかな変化でなかなか気づきませんでしたが、
この8カ月で、体重が6kgも増量していました!!
現地で協力隊員は、
男性は痩せ、女性は太るとはよく言いますが、ぐもも・・・。
一方、活動内容も、着実に大きくなっていることを祈ります。