これはラオスに来て、
私が勝手に感じているモノを売るときの価値訴求の段階です。
①かわいそうだからと情に訴える
②安さを強調する
③めずらしさ(地域性・伝統)を強調する
④品質にこだわる。顧客ニーズに応える
⑤顧客ニーズをかきたてる
①から⑤に推移するにつれて、グレードが上がり、競争力は強くなっていきます。
買ってくれという店舗主体の目線から、
買いたいという顧客に思ってもらえるような価値に変化していきます。
しかし、国際協力や人道支援をやってやろうという意識が強いほど、③くらいまでで勝負しようとしがちな気がします。
たしかに、価格や独自性も差別化要因にもなりえますが、個人的にはそれだけでは強い市場競争力は生み出せないと思っています。
手法としては、簡単なので使ってしまいがちなのかもしれませんが。。
安いだけ、ただ単にめずらしいだけだったら、どこにでもありえますし、それに、生産者の力を少し低く見ているような気がします。
たとえば、その商品の持つ潜在能力によって、人にどのようなメリットを供与することができるかまで考えられたら、もっと良いマーケティング戦略をとれるのではないでしょうか。
結局、顧客ニーズというよくある言葉に落ち着いちゃいそうですが、
③までの単純な文句だけでは真に顧客ニーズを満たす、長期的な根を育てるための途上国のマーケティングにはなりえないと思います。
最近、同期隊員との話の中で感じてこれを思ったのですが、③までは売ろうとする側の、価値の押し付けになっている気がします。
「生産者」のつくる力、「顧客」が感知する価値観、これらを少し軽視して売りつけることだけに急いているのではないでしょうか。
まぁ、私自身も自戒の意味も込めて、これを書いているわけですが。
特に、先進国から途上国へ「開発」に来ているという意識がよくないのかもしれませんね。
マーケティングについてはグローバルな基準を用いながらも、活動では現地の力を信じる。
この2つの観点をなくさないように活動をしていきたいと思います。
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