忍者ブログ

ラオス・ウドムサイ及びPMCの一般理論

東南アジア最後の秘境と呼ばれるラオス。そのラオス北部の都市、ウドムサイから綴る日本人のブログ。 PMCという特産品(クズやシナというラオスでも稀少な産品を素材に使った製品など)を扱うショップで、ボランティアとして日々何かしらに奮闘しています。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

途上国でモノを売るときのウリ

これはラオスに来て、
私が勝手に感じているモノを売るときの価値訴求の段階です。
 
かわいそうだからと情に訴える
安さを強調する
めずらしさ(地域性・伝統)を強調する
品質にこだわる。顧客ニーズに応える
顧客ニーズをかきたてる
 

①から⑤推移するにつれて、グレードが上がり、競争力は強くなっていきます。
買ってくれという店舗主体の目線から、
買いたいという顧客に思ってもらえるような価値に変化していきます


しかし、国際協力や人道支援をやってやろうという意識が強いほど、③くらいまでで勝負しようとしがちな気がします。
たしかに、価格や独自性も差別化要因にもなりえますが、個人的にはそれだけでは強い市場競争力は生み出せないと思っています。
手法としては、簡単なので使ってしまいがちなのかもしれませんが。。
安いだけ、ただ単にめずらしいだけだったら、どこにでもありえますし、それに、生産者の力を少し低く見ているような気がします。


たとえば、その商品の持つ潜在能力によって、人にどのようなメリットを供与することができるかまで考えられたら、もっと良いマーケティング戦略をとれるのではないでしょうか。

結局、顧客ニーズというよくある言葉に落ち着いちゃいそうですが、
③までの単純な文句だけでは真に顧客ニーズを満たす、長期的な根を育てるための途上国のマーケティングにはなりえないと思います。
 
最近、同期隊員との話の中で感じてこれを思ったのですが、③までは売ろうとする側の、価値の押し付けになっている気がします。
「生産者」のつくる力、「顧客」が感知する価値観、これらを少し軽視して売りつけることだけに急いているのではないでしょうか。
 
まぁ、私自身も自戒の意味も込めて、これを書いているわけですが。
 
特に、先進国から途上国へ「開発」に来ているという意識がよくないのかもしれませんね。
 
 
マーケティングについてはグローバルな基準を用いながらも、活動では現地の力を信じる。
 
この2つの観点をなくさないように活動をしていきたいと思います。


☆★PMCでFacebookを始めました。
 ⇒ https://www.facebook.com/pmc.oudomxay

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へにほんブログ村 海外生活ブログ ラオス情報へ
にほんブログ村
↑ ↑ ランキング参加中。
応援よろしくおねがいします!!
(ブログ村へのリンクになります。)



PR

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます

プロフィール

HN:
ぽーんさわん
性別:
非公開
自己紹介:
2013年11月よりラオス北部の都市、ウドムサイで生活しています。

言葉もうまく通じず、うまくいくことばかりじゃないけど、ラオスの人々の優しさ、雄大な自然、この身の回りの環境に救われて、楽しくやっています。

フリーエリア

P R

Copyright ©  -- ラオス・ウドムサイ及びPMCの一般理論 --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]